過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2184日目

 

 

おはようございます!

今日から税制改正の研修講師のお仕事が三日続きます(^^)

遠方ですが楽しんできますよ~

 

 

さて、

実は私は大学を出て就職した企業では

営業の仕事をしていました。

期間は短かったですが数億円の年間予算をいただいて

とても面白かったです。

 

 

私の部署は課長、主任、そして営業担当者が3名でした。

課長は理論派の方で、

いろいろなことを教えてくださいました。

というか、

怒られてばかりでしたね(^^;

 

 

でね、

言われてみればそうだなぁと感じたことを

今でも覚えています。

それは、

「お前が先に値引きしてしまったら

 俺は何もできないんだぞ!」

と課長から言われた言葉でした。

どういう意味かというと、

お得意様のところに見積書を提示すると

「もっと安くないと買わないよ」

って言われちゃうんですよ。

そして営業の私が勝手に大きく値引なんかしてしまうと

会社としてその値引が大きすぎて問題だったとしても

「やっぱり値引はなかったことにしてください。」

なんて言えないんですよ。

だから、

営業担当者は厳しく

「会社からはここまでしか値引きできないんです」

と言いながら、

それでもお客様が何とかしてほしいって言ってきたときにはじめて

上司に許可を求めていくんですよ。

「上司から、特別にここまでだったら値引してもいいって

 言ってもらえました!」

こうやって営業担当者と上司の関係は保たれているんだと

教わったんですよね。

 

 

窓口担当が先に安売りしちゃったら

上司要らないですからね。

そして、

組織を守るためには最初に防波堤が必要なのです。

貴重な勉強でしたね。

 

 

そして、

この考え方は会計事務所でも同じなんですよ。

お客様が、

「この経費をなんとか落としてよ」

と言われたときに、

「分かりました、なんとかします」

なんて窓口の担当者が答えてしまったら、

それを後からダメだと言いにくくなってしまいます。

「何とかならないか、上司の方か先生に聞いてみてよ」

そうなってから、

いろいろ経費にできる方法がないか検討することができるんですね。

上司が後からダメだというのは

組織の信頼をなくしてしまうから

できれば避けたいところです。

まぁ、ダメなものはダメなんですけど(笑

上司と部下の関係性は、

営業の時も会計事務所でも基本は変わっていませんね。

 

 

だからこそ窓口の担当となる人は、

厳しくなぜその処理が難しいのかを

説明できるように理論武装していくことが求められるんです。

ダメなものはダメだとハッキリ言えて、

なおかつ信頼される人財が、

どこにいっても成果を上げられる人だと思います。

勇気が要りますが、

とても大事なことですね。

 

 

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