売上原価と変動費
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2243日目
おはようございます!
昨日は朝から晩までお客様とのアポイントで
ぎっしりな一日でした。
ドクターの方との面談が3件、
経営者の方1件、
その他1件
なかなか充実してましたね。
さて、
月末が近づくと会社の決算の報告で出掛けることが多くなります。
そのときに間違えやすいアドバイスがあります。
それは売上原価が製造業のように
材料費、労務費、経費と構成されている場合です。
製造原価報告書という書類が決算書に入っていると
このケースに当てはまりますが、
その中に労務費、つまり人件費が含まれているのです。
決算書の構成は、
売上高
-)売上原価
⁼売上総利益(粗利)
-)販売費及び一般管理費
=営業損益
となっています。
売上高から売上原価を差し引いて
売上総利益、つまり粗利を計算するのですが
ここが要注意!!
管理会計では、
売上高
-)変動費
=限界利益(粗利)
-)固定費
=営業損益
と考えます。
限界利益が固定費を越えれば黒字となり、
限界利益が固定費より小さければ赤字になるのです。
変動費と固定費で考えることがポイントなのですね。
ここで問題となるのが、
売上原価と変動費の違いです。
普通の人はこの違いが分かりませんよね。
変動費とは、
売上の増減に伴って変動する費用のこと。
ここには人件費は入りません。
製造に携わる人の経費を製造原価として
変動費と考える人がいますが
それは違います。
だって、
売上が無くなってもその人たちの人件費は
発生するでしょ?
だから製造原価の人件費は固定費だと考えるんですよ。
これを間違えて粗利率を説明しても
経営者が経営判断を誤ってしまうので
ちゃんと理解したうえで説明する必要があるのですね。
会計事務所のお客様担当者には必須のスキルです。
個々が理解できることで、
真の固定費が分かるから、
いくら粗利を上げれば利益が出るかもわかるというわけ。
そしたら利益率から逆算して
利益が出るための最低限の売上目標も見えてくるのです。
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文章で読んでも分かりにくいかもしれませんが
図で見て考えるとよく分かるんですよ。
藤垣会計の未来会計セミナーでは
お金のブロックパズルを使って
簡単に理解できるようになります。
またセミナー開催を予定していきますので
楽しみにしててくださいね!
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