過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ984日目

 

 

おはようございます!

今週から来週にかけて

3回の講師の仕事があり、

今日と来週のが終わるまでは

何とも落ち着きませんね(^^;

 

 

さて、

組織の管理者、マネージャーの人は

自身の部下に対するマネジメントで

いろいろ頭を使って苦労してると思います。

私もその一人なのですが、

アチーブメントのマネジメント研修の中で、

何度も同じ教えを学びます。

でも、ついつい無意識になると

忘れてしまうんですね。

 

 

組織を管理する立場にいると、

スタッフ達のことを

常に管理して自分が思う理想の姿になるよう、

一生懸命に指示を出します。

「どうして俺が言ったことをできないのか!」

「どうして私がやってるようにできないの?」

こんな思いをしながら

部下のできないところを

少しでも治してあげようとするんです。

 

 

しかし、

このコミュニケーションでは

ダメなのです。

これをやりだすと、

全員が自分のようになるまで

常に監視し指示を出し、

上手くいかないと叱ります。

この人数が増えれば増えるほど、

管理することが難しくなり、

おそらく管理者の方が疲弊してしまうでしょう。

 

 

そもそも、

スタッフ達はそれぞれ個性が違い、

得意とすることが違うのです。

いままでのコミュニケーションでは、

表面的なできないところだけを見て、

そこをなんとか治そうと

必死になって指示やアドバイスをします。

そうではなくて、

できるところを見てあげれば

いいんですよね。

良いところを生かして

全員で共通のゴールを

目指していくことが

本来のマネジメントなのです。

 

 

有名な「学習する組織」には

氷山モデルという考え方が

紹介されています。

氷山の見える部分というのは、

ほんのごく一部ですよね。

これが物事の表面に出てきた問題です。

組織の中でなにか問題があったとき、

その現象は氷山の一角なのです。

実はその下には、

どんなパターンやタイミングで

その問題が発生するのかという

行動パターンがあり、

さらにその下には、

その行動パターンを生み出す構造があるのです。

この構造こそが重要なポイントなのです。

仕組みを変えることで

構造を変えることができます。

すると一定の行動パターンとなっても、

問題が生じなくなるのですね。

氷山モデル 

 

 

もしもスタッフのミスや問題を

何とかしようと必死になっていたら、

そのスタッフを変えようとするのではなくて、

組織の構造そのものの仕組みを

変えてみることを考えてください。

根本から問題を解決するという発想がないと、

何度でも同じパターンで問題が発生しますからね。

人ではなく、

構造を見ることが

大事なんです。

 

 

人を活かすというのは、

できないことを治すのではなく、

できるところを活かすことです。

短所が気にならないほど

長所が活かされて

活躍できるスタッフが増えたら、

その組織はとても活性化された組織です。

 

 

まずは、

できないところを治すという発想から

切り替えてみてください。

あらたなその人の横顔が

発見できるかもしれませんよ(^^)

 

 

 

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