税額はあくまで情報の一つ
こんばんは!
税理士の仕事をしていると、
錯覚してしまいそうになることがあります。
税金が少ないことは正しいことなんだと。
え?
税金は安いに越したことないじゃん!
そう思われる方ももちろんたくさんおられますし、
それが大多数の意見であるように感じます。
だからこそ、
さまざまな節税の提案もしています。
でも必ずしも税金を少なくすることが
私たちの役割ではないのです。
税理士は正しい税金の計算をすることが求められていますが、
それは少額にすることが役割でなありませんからね。
相続税でいえば、
遺言書で相続の計算をしている場合と、
遺言書を使うのをやめて遺産分割協議書を作って相続分を決める方が
税額が少なくなることがあります。
それが良いかどうかは私が判断することではありませんよね。
それをゴリ押しするのは筋が違います。
なぜなら、故人の遺志を大切にしたいと思う
相続人の気持ちに寄り添えているかどうか考えてみればわかることです。
私たちができることは
情報を提供すること。
それをどう判断するのかという判断基準も
提供することができますね。
あくまでも主体はクライアントさまです。
それを上から目線で押し付ける士業は多くいます。
特に先生稼業でやってきた年長の人はその傾向が強いです。
どこまでいってもお客様目線を大切にしていこうと思います。
あなたはどう思われましたか?