デジタル化の反動
こんばんは!
最近ではペーパーレスがすすみ、
銀行口座も通帳を持たないケースが増えたり、
そもそもネット銀行を使うことも増えてきていますね。
スマホですべてが完結する時代になって
とても便利になった反面、
困ることもあるんですよね。
例えば相続です。
今までは近くの銀行に預金口座を作るのが普通でした。
どの銀行に口座があるのかを
相続人が調べることは大きな問題ではありませんでした。
でもね、
スマホで完結したり、
ネット銀行なんて使っていたとしたら、
例えば亡くなった人の奥さんがPC操作ができない人だったら?
スマホにログインできなかったらどうする?
ネット銀行なんてどうやってその存在を知ることができますか?
アプリかメールを見れなくなったら
完全にアウトじゃないでしょうか。
エンディングノートを作成するセミナーを開くと、
ノートには重要なサイトのログインIDやパスワードを書くページがありますが、
まったく足らないですよ。
Googleクロームでセキュリティの設定から保存してあるパスワードのページを見てください。
どれだけのパスワードがあるか、
見てみると驚きますよ。
デジタルの強みが裏目に出るとしたら相続のとき。
パスワードを整理してまとめていたとしても、
そのデータがデジタルデータだったら、
それを見つけられなかったら?
この対策は二つ。
一つは夫婦でデジタルデータを共有しておくこと。
お互いが何がどこに保存してあるのか、
ちゃんと理解していることです。
どちらかが見られなければこのプランは失敗です。
ではもう一つのプラン。
それは、
アナログです。
デジタルのものをアナログにして残すのです。
結局それしかないのかもしれませんね。
便利なツールを使いこなすことも大事ですが、
もっと先のことを考えておくことも大切です。
すこし考えてみてくださいね。