値上げへの迷い
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2884日目
おはようございます！
多くの経営者の方が値上げに対して
躊躇しているようです。
目の前のお客様からのクレームに繋がらないか？
お客様が離れていってしまわないか？
そんな不安からなかなか値上げができない企業は
これだけ物価が上がったと言われてきても
まだまだ多くあるのです。
昨日も２社の経営者の方が値上げが実行できずにいました。
「周りからは安い方だと思います」
「20年前から金額が変わっていません」
だったら値上げしたらいいのにと思うのですが、
変化の先が見えないと不安が拭えないんですよね。
その方は、
業界の研修でお金のブロックパズルで値下げのインパクトについて
勉強してきましたと。
簡単に売上を10％値引きしますが、
その時の利益への影響はものすごい大きいんだと。
そう、
それが分かったなら値上げをしましょう！と思うのですが、
なかなか動けない、
値上げしやすいタイミングがあるのかもしれません。
でね、
単純に2割値上げをした時に、
1割のお客様が離れてしまったとしましょう。
これって問題でしょうか？
同じことをしていて売上と利益が増えて、
仕事量が減るんですよ。
もし空いた時間が生まれるなら、
その時間を利用して高付加価値の仕事で
さらに収益を上げたら最高です。
こんな発想ができたら、
今の現状を打破できるのかもしれません。
実際には藤垣会計では一斉値上げはしていません。
お客様ごとに収益を見直し、
工数を見直し、
こちらが工夫しても改善できないようであれば
値上げをお願いしています。
個別にちゃんとお伝えしている限り、
値上げをお断りされるケースは実はまったくないんですよ。
まあ、今までずっと値上げしてこなかったから、
ということもありますけどね(^-^;
値上げをするためには、
ちゃんとお客様に説明できるように
どれだけ工数がかかっているのか？
どれだけ価値が高いのか？
しっかり分析したうえでお伝えしたほうが
納得感が違います。
値上げは利益に直結します。
同じことをしていて利益が増えるので
積極的に値上げをしていきましょう！
人件費を上げていくためにも値上げは必須です。
経営者の方は覚悟を決めて臨みましょう(^^)/
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