過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ3361日目

 

 

こんばんは!

明日の14日は私が支部長を務める日本プロスピーカー協会岐阜支部にて

プレゼンテーションをさせていただきます。

タイトルは、

『崩壊寸前から一枚岩へ

離職連鎖を乗り越えた成功の裏側』

です。

 

 

ここ最近は採用にも人材の見極めに拘っているから、

なかなか不足する人員を埋められない状態でいます。

あらためて事務所の離職状況を数値化してみたら

まあまあすごい状況でした。

5年で離職率116%

全員退職してしまっている以上の人員が

この5年で入れ替わっているのです。

 

 

経営者なら誰でも共感いただけるところだと思いますが、

退職の話をされることが

どんな仕事よりも一番辛いです。

ほんと辛いんですよ。

なかなか立ち直れません。

何が悪かったのかな、

何か辛い思いさせていたかな、

何が足りなかったのかな、

こんなに気にしてきたのにな、

とほんと引きずってしまうんですよ。

これはどの会社でも同じではないでしょうか。

そんな辛いことがそんなにあったとは。。。

 

 

でね、

離職の理由は結構明確にあると思っています。

それは理念経営を貫いているからです。

妥協をしません。

理想の状態を基準に置いているので、

中途半端を認めません。

お客さまには最高の基準で対応したい、

そのつもりで仕事をしているから、

中途半端な気持ちで途中入社してきたメンバーは

そんなつもりではなかったと退職をされていきました。

そもそも中途の場合は難しい。

専門サービス業という士業の仕事を理解していないからです。

私たちの仕事は専門性があるから成り立つ仕事。

だから、就職してから仕事しながら覚えるような甘い考えでは

到底ついてこれなくなるでしょう。

簿記が分からなければ仕事にならないし、

税法や経営コンサルなどの業務は

仕事外の時間で自分で身に着けるくらいの覚悟がなければ

なかなか続かないでしょうね。

なぜそこまで大変なのか、

それはお客様に大きな影響力を発揮できることや、

その結果大きな成果をもたらすことができて

お客さまから本当に感謝されるからです。

私たちはお客さまから通帳の内容など

普通では公開できない情報をお預かりして仕事をします。

つまりとてもお客様の深いところまで情報をいただく

超身近な存在となれるのですね。

だからこそ、

与える影響は大きいのです。

その価値を高めていこうとしたら、

自らでも勉強したくなるのが本当のところ。

なかなかその感覚までなれない人が多いのかもしれませんね。

 

 

離職の理由のもう一つは、

最初からいたメンバーが理念経営を始めたことで

自分がいる場所ではないと感じ始めてしまったことです。

私が指し示す方向に重ねられればいいのですが、

そんなこと考えたこともないような人もなかにはいるのです。

突然事務所の方向が決まり、

自分の想いと異なる方向に進んでいってしまうとしたら、

行き先を間違った船に乗ってしまったようなものです。

だから自分の求める行先の船に乗り換えるべきですよね。

これがもう一つの離職の理由でした。

 

 

おかげさまで今いるメンバーは

残ってくれたメンバーです。

そして求めてくれたメンバーです。

今までとは違って理念に向かって真っすぐ進めるような気がしています。

手を緩めずまっすぐ向かっていきます。

メンバー達のこともしっかりフォローしていきますよ。

仕事を楽しんでいきましょう!

 

 

藤垣会計事務所