「気持ち」って自分で言っちゃダメ
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
おはようございます!
お盆前の営業も今日と明日となりました。
山の日が金曜にあるので11日から連休となる会社が多いようです。
実際に休めるかといえば、
盆休みでも仕事してます・・・
でも、仕事好きだから仕方ないということで(^^;)
さて、正月やお盆になると小さい頃は両親の実家に行きました。
既に私の祖父祖母とも他界しており、
墓参りは定期的に行くものの、
父母の実家に遊びに行く機会は少なくなりました。
近所には、高齢のお婆ちゃんと同居している方が知り合いにいるんですね。
そんな知り合いから面白い話を聞きました。
その家は、
お婆ちゃんとそこの長男とお嫁さんの三人暮らしです。
お婆ちゃんは80代、長男夫婦は50代です。
そこの家には、毎年正月に元旦からやってくるお客さんがいるそうです。
普通に考えると、亡くなったお爺ちゃんの兄弟たちや、長男以外の子供たちですよね。
でも、そこの家は違うんです。
なぜか、お婆ちゃんのほうの妹夫婦が元旦にやってくるんだそうです。
そのご夫婦が帰ってから本家の兄弟たちがやってくるそうな。
その妹夫婦がどうしてお姉ちゃんが嫁いだ先に遊びに来るのかというと、
「自分の家には誰も寄り付いてくれないから」
だそうです。
岐阜の田舎の風習が残っているから、
お年玉は少ない。
高校生に対しても3千円くらいしかあげない。
ご飯は煮物がメインで孫が好きそうなものはない。
でも、そこで採れた野菜を使った料理なんです。
でね、自分の子供たちから、
「お母さん、今どき高校生に千円のお年玉なんて少ないんじゃないの?
もうバイトもしてるんだから、喜ばないよ~」
「お母さん、正月くらい今どきの孫たちが喜ぶものを食べさせてあげたいんだけど。
肉料理とかもないと私たちだって嫌になるわ。」
こんな文句を言われても、
全く気にする様子もありません。
「そんなもの、気持ちだから。
気持ちがあればお年玉なんて少なくてもいいんやわ。」
「そういうのは気持ちやから。」
これでおしまいなんです。
結局、そこの家には子供たちは寄り付かなくなり、
老夫婦二人でいても寂しいからお姉さんの家に押しかけてくるそうなんですよ。
高齢の人が言い訳に使う言葉に、
「気持ち」
というのをよく聞きます。
私の両親からも良く聞くんですよ(^^;)
「気持ち」は押し付けるものではありません。
相手が感じ取るもの。
伝わるようにしたり、
伝えようとすることは大切です。
しかし、「気持ち」があることを言い訳にして
何かの行為を押し付けることってありませんか?
見方を変えれば、
ただのケチです。
その言い訳に「気持ち」が大事なんだと言われても・・・
本当に「気持ち」を込めているものと、
そうじゃない言い訳の「気持ち」と、
相手にはちゃんと伝わるものだと思いました。
あなたの仕事では
きちんと「気持ち」が伝わっていますか?
伝える工夫や努力をしていますか?
一度見直しをしてみるのもいいかもしれませんね(^^)