ニーズを拾い上げるホウレンソウ!
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ775日目
おはようございます!
昨日は情報収集のために
セミナーに参加してきました。
M&Aセンターさんの話しでしたが、
絶対的な件数をこなしてきた安心感が
魅力の会社さんだと感じました。
近年では新たに事業を始める開業数より、
事業所を閉める廃業数のほうが
上回っています。
この廃業の大きな理由の一つが
事業承継で後継者が見つからずに
廃業されていくというのです。
親族内の承継ができる会社は、
事業承継が課題の会社のうち
3割程度しかないと聞いたことがあります。
残りの7割は、
従業員に承継するか、
社外へM&Aで承継するか、
廃業するということになるのです。
廃業の道をたどれば、
そこに勤める従業員の生活、
その従業員の家族の生活が
危険にさらされることになります。
再就職が上手くいく保証はありません。
住宅ローンなど抱えている人は、
途方に暮れてしまいますね。
だから廃業の道をたどらないように
する必要があるのです。
とは言っても、
会社を経営している社長が高齢になり、
サポートしてくれる後継者がいない。
家族のサポートも、
社内のナンバー2となる人もいない。
そうなると、
社長の相談相手って誰だと思いますか?
統計では、
「相談相手がいない」が一番多く、
2番目、3番目はほぼ同じ数値で、
「親族に相談する」、
「税理士に相談する」、
でした。
そうなのです!
税理士がしっかりしないといけないのです!
M&Aセンターの講師の方が
こんな話をされていました。
ある会社様がM&Aセンターさんに
相談に来られたそうです。
事業承継先が見つからず、
依頼に来られたそうでした。
ところが、
この会社の顧問税理士の先生は、
M&Aセンターさんの会員の先生でした。
その先生に依頼されればいいのに、
あえて直接M&Aセンターさんに来られたのです。
その講師の方は社長に
「社長が相談に来られた話を
〇〇先生にしてもいいですか?」
と聞きました。
すると社長は、
「私は何度も何度も会計事務所の担当者に
M&Aに興味があるんだと言ったのに、
何も対応してくれなかったんだ。
言っても無駄だよ。」
と言われたそうでした。
社長さんには税理士さんに話をすることを
何とか了解をもらってこの話をしたそうです。
すると税理士さんは、
「ぜんぜん知らなかったよ。
担当者に聞いてみたら、
『そういえば社長はそんな話を
していたかもしれませんね。』
なんて言っていたよ。」
あやうく大事なお客様を
手放すことになるところでした。
簡単に言うと、
その会計事務所のスタッフは
日常の仕事が忙しいし、
M&Aなんて言われても
自分の手に負えないから、
社長の話を聞き流していたんですね。
M&Aの仕事は担当者が片手間で
できる仕事ではありませんが、
会計事務所として対応できない仕事ではありません。
M&Aなんていうと難しく聞こえますが、
実際には株式の譲渡で終わる仕事です。
それまでのお互いの関係を
うまく契約締結まで進めることが
とても時間がかかり難しいんですね。
どれだけ急いでも半年くらいかかります。
だから、
そんな時には、
M&Aセンターさんのような
専門機関にお任せすればいいのです。
自分で抱え込まずに、
餅は餅屋に頼んで、
お客様のニーズをしっかり
拾い上げることが大事ですね。
自分にできそうにないことを、
うまくごまかして
聞かなかったことにする技術を身に着けて
しまっている会計事務所の担当者って
いるような気がします。
ベテランになればなるほどね(^^;
うちの事務所でもしっかり
教育をしていきます。
M&Aの勉強も大事ですけど、
事実をそのままちゃんと伝える
ホウレンソウを徹底します。
事実をその通りに伝えるのも
意識していないとできないんですよ。
人は自分の解釈に変えてから
報告する傾向が強いですからね。
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