過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

「視座」という言葉、

あなたは聞いたことありますか?

先日、友人主催の講座で勉強しているときに聞いた言葉です。

似た言葉に、「視点」という言葉があります。

視点と視座は似ていますが、少し違いがあるので、

今日はこの話からします。

 

 

コンサルタントの目線でビジネスを見るとき、

視点の角度がどれだけ多く持てるか!ということが重要になります。

同じ事柄を、様々な視点から見ることができると、

仮説がたくさん立てられるからです。

私のコンサルタントの師匠である和仁達也先生からは、

1アクション3ゴールという習慣を学びました。

1つの出来事に3つ以上の角度の異なるゴールを設定することです。

これを毎日の仕事や出会いや勉強の機会に考えることで、

角度が異なる視点を持つ能力が養われることと、

同じことをやっても高い成果が上がるのですね。

この習慣はセミナーで詳しくご紹介しているのですが、

ぜひ、あなたも毎日の出来事に1アクション3ゴールで臨んでみてください。

 

 

 

話を元に戻すと、

「視点」というのは、

見え方であったり、

その見ている部分であったりします。

その対象物を起点とした考え方ですね。

では、「視座」とは何でしょう?

それは、その立場や場所のことです。

どの立場でみるか、

どの場所から見るか。

 

 

ちょうど今WBCの真っただ中ですから野球の試合を例にとりますね。

「どの立場から見るか」という視点とは、

監督の小久保さんの立場から見る、

選手の立場から見る、

ファンの立場から見るなどなど。

「どの場所から見る」視座とは、

ピッチャーマウンドから見た場合、

バッターの場所から見た場合、

スタンドの観客の場所から見た場合、

テレビの前で試合を見た場合という具合です。

「視点」との違いは、見る側を起点に考えるところですね。

視座 観客席から 

 

 

 

視点、視座、いずれにしても異なる目線で物事を見るという意味では、

同じことなんですね。

物事を幅広くとらえることで、

ビジネスであればそこに潜む盲点を見抜くことができるかもしれません。

それがリスクを最小限に抑えることにつながるのです。

経営者は誰もが常に不安を抱えていますから、

色々な意見を聴くのですが、

他人の意見というのは実はあまり信じていません。

結局自分の考えを後押ししてくれる意見を探しているだけなんですね。

でも、都合のいい意見ばかりに耳を傾けていると、

自分の感覚が時代とミスマッチしてくると危険ですよね。

 

 

 

今日お伝えしたかったことは、

これらの視点や視座を変えるだけで、

目に見えているものだけが全てではないことが

分かるということなんです。

一昨日配信された福島正伸先生のメルマガは、

こんなメッセージでした。

『水鳥が進むのは

 水面下で必死に

 足を回転させているから』

水鳥

私たちが公園の池にいる水鳥を、

優雅に見ているかもしれませんが、

実は水面下では一所懸命足を回転させているのです。

必死かどうかは聞いてみないと分かりませんが、

とにかく上から見ていては分からないことなんですね。

私は、傍から見たときに優雅に見えても、

その裏では必死に頑張ってる

中小企業の経営者を想像してしまいました。

 

 

氷山と同じで、

外から見えているのは一部なんです。

人を見て羨ましいとか思ったら、

その人は人一倍努力しているんだと思い、

自分を奮い立たせる原動力に変えましょう!

氷山の一角

 

 

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