過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

今年の1月に福島正伸先生の

「人を動かすリーダーシップ論」

(すでに終了しました)

というセミナーを受講しました。

私のクライアント様にも多数ご参加いただいたのですが、

先日その感想をいただきました。

 

 

 

そのお客様は他にもセミナーに参加され、

いろいろな勉強をされていらっしゃるのですが、

福島先生のセミナーでは、

「気になるキーワードがたくさん聞けました。

たくさんメモしてきて、その中でも、

『リーダーは何気ない言葉を言わない!』

という発言が実際に効きました。」

こんな感想を聞きました。

 

 リーダー

 

 

この社長さんの会社では、

いくつかの部門があり、

社長さんと総務の役員さんとの会話の中で、

「C部門はいずれ見直さなきいといけないな。」

と話をされたそうです。

総務担当役員さんは、同じ部署の経理担当の女子社員さんに、

「C部門はそのうち無くなるみたいだな。」

雑談の中で話をしてしまいました。

すると、その女子社員さんは、C部門の部長さんに、

「社長がC部門は無くすって言ってたらしいよ。」

と伝えました。

きっと心配したのでしょう。

C部門の部長さんはびっくりして、

慌てて社長さんに、

「社長!私の部門がなくなるって本当ですか!?」

って直談判に来られたそうです。

そりゃ、自分の部署がなくなるなんて聞いたら、

驚きますし、困りますし、

もう突然目の前が真っ暗になりますよね。

社長さんも、すぐにどうこうする訳ではなかったし、

聞かれることを想定してなかったので、

なんて言えばいいか困ってしまったそうです。

 

 

 

この出来事から、

その社長さんは

「何気に中途半端なことは言っちゃだめだ」

と決めたそうです。

また、総務担当役員にも、

「君も役員としての影響力があるのだから、

何気に部下に話さないように注意しなさい。」

と伝えたそうです。

 

 

 

影響力がある人は会社のトップだけではありません。

部長、課長、係長など部下がいれば、

その人はそのチームのリーダーです。

リーダーの発言には影響力があります。

「自分はただのサラリーマンだから、何言っても関係ないや」

なんて思っていると、

会社はどんどんおかしな方向に行ってしまうでしょう。

社員一人一人が影響力を持っているのですから、

それぞれが話す言葉をどんな言葉を使うのか、

これは言って良いことか悪いことかを考えなければいけませんね。

 

 

 

この社長さんは、逆にこんなことも仰ってました。

「私は今まで会議での指示や発言では

同じことを言わないようにしていました。

部下から『また同じこと言ってるよ』

言われたくなかったから」

「でも、最近変えたんですよ。

大事なことだから、何度でも言わないといけない。

分かってる人がいたとしても、

分かってない人もいるのだから、

全員が分かるまで何度でも言うことにしました。

そうですよね、何気なく言わないの逆です。

大事なことは何度でも言うのです。

人は忘れます。

忘れる生き物ですから。

だから言うのです。

頭や体に染みつくまで、

何度でも繰り返して言う。

事あるごとに言う。

「うちの社長、毎回同じことを言うんだよなぁ」

これでいいんですよ。

そういってること自体、

そのことを思い出しているのですから。

 

伝える

 

リーダーは何気なく言わない。

そして、何度でもいう。

これらはセットで覚えましょう!

 

 

 

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