チームはすぐには作られない|Uの谷をくぐる
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
おはようございます!
今週も始まりましたね。
梅雨らしく天気がよいです♬
「え?曇りなのに?」と言わないで。
天気の良い悪い、
雨が悪いとは誰が決めたのでしょうね??
雨降って農作物も育つのです。
雨の日もある意味天気が良いというわけ(*^^*)
会社組織がトップダウンから自立型へ変わることって、
実は、頭で考えるようにはいかないのです。
トップが自立型に誘導しようとしてること自体が、
コントロールしようとしてるからです。
あ、自立型というのは、
スタッフ自身が自分の役割を認識して、
ビジョンや理念に基づいて行動することです。
上司が細かく指示をしないと動けないコントロール型とは、
大きく異なります。
自立型の考え方は、
福島正伸先生の「メンタリングマネジメント」という書籍に
詳しく書かれていますよ。
でね、組織が大きく変わろうとするときには、
おおきな混乱を経て進化するんですよ。
タックマンモデルというものが有名なのでご紹介します。
チームが出来上がるプロセスがこの図で示されてます。
単純に考えると、左下から一直線に右肩上がりに変化するイメージを持たれていたかもしれません。
でも、そうではありません。
期待のところから始まり、
不安でいっぱいになり、
絶望的な状況を乗り越えてはじめて
新たな秩序が生まれ、
その秩序によって大きな成果が生まれるのです。
私の事務所を事例に使うと分かりやすいですよ。
今から2年半前に独立開業しましたが、
先代の大先生の急逝により私の事務所は立ち上がりました。
大先生が亡くなられた後、
この組織がどうなっていくのか誰も分かりませんでした。
私が独立して事業を引き継ぐことを示してからも、
事務所を移転できるまでは全員が不安でいっぱいでした。
だって、確定申告が始まったばかりで、
それどころじゃなかったですからね。
ココがタックマンモデルの「不安期」です。
次に事務所も決まり引っ越しが終わりましたが、
仕事開始が2月27日でした。
そう、確定申告の半分は過ぎてました(^^;
そこから3月15日までは、
全員が必死でした。
過去に退職された元スタッフさんにも声をかけて、
土日に助けていただいたりもしました。
全員が深夜まで帰れず、
期限内に仕事が完了するのか見えず、
まさに絶望的でした。
ココが「絶望期」でした。
この確定申告を乗り切ったおかげで、
毎日夕飯を共にし、
同じ目的に向かって頑張ったことが
新たな秩序の形成につながったのだと、
今だから思えますよ。
大きな成果が出てるかどうかは
これからの事務所を見ていただくしかありませんが、
間違いなくこの不安と絶望の期間があったから、
今の私の事務所があるのだと確信できますよ。
また新たなUの谷をくぐるべく、
今はビジョンを見直ししています。
このタックマンモデルは、
U理論という組織論に似ています。
以前にもご紹介しましたが、
ダウンローディングから始まり、
プレゼンシングをこえてプロトタイピングへ向かいます。
このプレゼンシングを超えることが大変な事なのです。
新たな秩序が生まれるところが、
「迎え入れる」と書かれていますね。
このUの谷をくぐることができれば、
組織は生まれ変わって大きな成果を上げられるようになります。
私たちチームビルディングコンサルタントは、
タックマンモデルでは「絶望」、
U理論では「谷」のところを支えるために存在します。
この谷を突き抜けて落ちてしまうと
組織は崩壊しますからね。
しっかり見てあげないといけないのです。
単に研修をやって面白おかしく学んでいるだけでは、
組織は大きな成果を上げられるようにはなれないのです。
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