過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2201日目

 

 

おはようございます!

今日は朝の5時出発で家族旅行に出かけます♬

三日間は休暇を取ってますので対応が遅れますが、

ご了承ください。

 

 

さて、

今日は数字の話しです。

経営者の方に質問ですが、

年計表、移動年計表という言葉を

ご存じでしょうか?

今日はこの年計表についてお話いたします。

 

 

ちなみに、

経営者のあなたは日頃の経営数値を

どうやって確認していますか?

例えば3月決算の法人だとすると、

先月の7月の試算表(経営数字を集計したもの)を

確認することで経営状態を確認しますね。

でも、

試算表には大きな問題があるんですよ。

期首の4月から7月までの売上については

前年同期での比較ができますが、

1年間の数値として見ているわけではありません。

大きなズレが生じていても

見落としてしまう恐れがあるんですね。

 

 

そして多くの経営者さんは、

決算の時にならないと

1年間の成績の比較ができないと

誤解されています。

なぜなら決算書は1年間の合計額で表示されているからです。

試算表だとまだ12か月の数字ではないという視点から

離れることができないんですよね。

 

 

でも年計表を使えば

毎月が決算の時のように年間の売上で前期と比較できるのです!

つまり、

今年の7月時点で例えると、

昨年の8月から今年の7月までの売上高を合計したものが

7月の年計売上高なのです。

7月決算だとしたら計上されているべき売上高。

これが年計なのです。

そして毎月これをやっていけば、

毎月が決算月とした場合の売上高が分かるわけです。

そして前年の同じ年計を比較すれば

12か月での前年同月比較もできてしまうのです。

経営数値を期首からの端数で確認するだけでなく、

年計での比較をすることで

大きな売り上げの流れの変化を

機敏に汲み取ることができるというわけです。

決算まで待っていることで

変化に気が付かない恐れがあるので

ぜひ年計表を確認することをしてください。

 

 

でね、

年計表と言っても

会計ソフトの経営分析のグラフでは見当たらないかもしれません。

その時は、

「Zチャート」

で探してみてください。

Zチャートとは、

1年間の売上の月別表、

1年間の売上の累計表、

1年間の売上の年計表、

この3つの数値をグラフ化したものとなります。

これらを組み合わせると

Z型に表示されるのでZチャートと呼ばれています。

これを前期比較で出力すれば

簡単に年計表の前期比較が見られますよ。

ぜひご確認ください!!

 

 

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