チームビルディング合宿 in 星野リゾート
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
毎日ブログ605日目
おはようございます!
今日はウィークデイ最後の金曜日です。
私は昨日からチームビルディングの
学びを深めるために、
リゾナーレ八ヶ岳に来ています。
昨日から週末モードにような環境ですが、
ちゃんと勉強してますからね!
天気も良く気持ちが良くて、
次は家族で訪れたいところですね♬
さて、このリゾナーレ八ヶ岳は、
星野リゾートの一つなんです。
ご存知の方は多いのではないでしょうか。
では、チームビルディングの合宿で
なぜこの施設を利用したのかというと、
実は星野リゾートの組織開発は、
まさにチームビルディングなのです!
私たちチームビルディングコンサルタントの
原点と言っても過言ではありません。
今月こんな書籍が本屋さんに並びました。
この本には月間「THE21」に掲載されたコラムをまとめ、
加筆したものなんです。
この書籍の中に掲載されている事例の中を、
一部だけご紹介します。
このリゾナーレ八ヶ岳が舞台になっている話です。
星野リゾートでは、立候補制という
他では聞いたことがない制度があるんです。
立候補によって周りのスタッフ達から認められれば、
総支配人やユニットリーダーなどに
就任できるというものです。
八ヶ岳のNさんという女性のスタッフさんは
新人スタッフ達が目をキラキラさせて現場にやってきて、
しばらくするうちに辞めてしまうという現実に
不満を持っていました。
ある時彼女は、星野さんが八ヶ岳に訪れる時に
面談の時間を取ってもらい直談判したそうです。
そして現場の問題や不満をぶつけたそうです。
でね、星野さんはどう応えたかというと、
「それで、Nさんはどうしたいの?」
「そんなに問題だと思うなら、
Nさんがやればいいんじゃないの?」
でもNさんはどうしたいかまでは
考えていなかった。
だから答えられなかったんですね。
実は、星野さんはNさんのことは
よく分からない人だと思っていたそうです。
つまり総支配人には向かないタイプだと。
それは後にNさん自身がご自身のことを
こう振り返っています。
「私は、まず人の話を聞いて、
自分のなかでかみ砕いて、
考えをまとめてから話すタイプ。
だから結論を言うまでに
時間がかかります。
口数が少なく、
淡々と話すので、
暗いイメージを持たれていました。
代表の星野も私のそんなところが
苦手だったのだと思います。」
星野さんから見放されたように感じたNさんは、
退職覚悟でいろいろな提案をし、
そして立候補することにしたんです。
そのために、Nさんは相当な努力をしました。
プレゼンがあるので、発声の練習や表情の練習。
はきはきとした口調で話せるように、
車の中で猛練習したそうです。
そして、プレゼンでは今までの評価とは違い、
とても明るくポジティブな印象だったそうです。
それが評価され、
Nさんは別の施設で総支配人として
就任を打診されるのです。
その新しい施設での課題にも積極的に取り組み、
研究努力の結果、大きな成果を出されたそうです。
星野さんは、
「上司が一方的に見るだけで、
正しく把握することは難しい。
それゆえ、
星野リゾートには立候補制度がある。」
なかなか立候補制度というものは
一般の企業の中に取り入れるのは
難しいですよね。
しかし、
どんなタイプの人でも、
その人の長所を生かし、
短所を他の人が補うことができれば
組織は回ります。
また、
自分の苦手とする分野がわかれば、
ある程度は苦手を伸ばすこともできます。
ここが私たちのチームビルディングの
原点なんですよ!(確かそうです)
実はね、
Nさんの特徴が私自身にとても重なって、
私がいつも言ってる効き脳のタイプが
似ているんじゃないかと勝手に想像しました(^^;)
結局のところ、
Nさんは自分が苦手としていたところを
伸ばしていたんですよ。
書籍の中で語られていたのは、
彼女のスタッフとのコミュニケーション量は、
他の総支配人の誰よりも多かったそうです。
つまり、
自身が弱い人間関係性の部分を
あえて意識して強めたんじゃないかと思いました。
効き脳で言えば、
Aの分析とBの管理が強く、
Cの人間関係が弱いと想像したのですが、
そのCの弱さを意識的にコミュニケーションを
強めていたのかなぁと感じました。
自分と似ているタイプなので、
なんとなく分かるんです。
だから多分そうです。(笑
この事例は、
それぞれタイプは違っても、
自分の長所を生かし、
苦手を意識することができれば、
難しいと言われた役職も
任せることができるということを
教えてくれました。
苦手は自分でカバーすることは難しいので、
周りの人たちで補ってあげればよいと思います。
また、
上司が一方的に
決めつけるのではなく、
やらせてみるというのも、
トップの勇気なんですね。
にしても、
立候補制ってすごいですね。
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