5億円横領するのとされるの、どちらが悪い?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ833日目
おはようございます!
今日はいよいよフルマラソンです!
9時30分スタート。
練習できてないのに
大きなことは言えません。
でも、なんとか気力で完走目指します!
応援お願いします(^^)/
ニュース見て驚きました。
ある建設会社の経理をしていた女性が
会社のお金を5億円も
横領していたというんです!
20年も前から横領をしていて、
5年ほど前に
社長の奥様が亡くなられ、
会社の印鑑も預かるようになり
犯行は一気に激しくなっていったようです。
顧問の税理士もいらしたでしょうに、
どうして気が付かなかったのだろうと
とても不思議に思いました。
当然、支出の内容を確認しますし、
慰安旅行の積立金や
社員へ貸したお金の返済額を
横領したとしたら
すぐに金額がズレてきて、
5億ものお金が使い込まれることは
あり得ませんね。
私たち税理士の仕事は、
経営者の頭にあるイメージと
実際のお金の流れのギャップを
埋めることです。
そのためにお金の動きは
しっかり把握していますし、
社長に伝える努力をします。
それをしていたら、
初期のころに怪しい事実に
気が付くと思うんですね。
ここまで大きくなってからしか
見つからないって、
何も見ていなかったとしか
考えられませんね。
まぁ、犯人の女性は
バレないように税理士の関わりを
薄くするように行動していたとも
予想できます。
そうすると、
悪いのは全部犯人の女性なのでしょうか?
私は経営者の仕事には、
社員が不正をしないような
職場を作ることが重要だと考えています。
例えば、
営業社員が集金してきたお金が、
経理担当者の机の上に
無造作に置かれたままで、
席を外していたらどうでしょう?
だれも机の周りにいなかったとき、
通りかかった社員に魔が差すということは
ないでしょうか?
ちゃんと現金は机の引き出しや金庫の中で
管理するというルールを作っていたら
その社員は魔がさすこともなく、
犯罪者にならなかったんです。
ちゃんとしたルールがないから、
お金の管理がずさんになり、
その結果、
着服してしまう社員が出てきてしまうんです。
そんな不幸な犯罪者を作らない仕組みづくりも
経営者の仕事なのです。
もちろん今回の事件で
一番悪いのは犯罪を犯した女性です。
しかし、
のほほんとインタビューに答えている社長にも
大きな責任があったんですね。
社員を信用することは
大事なことであり、
正しいことです。
しかし不正が起きないようなルールを
作っていなかった社長にも
非があるといえるのですね。
とは言え5億円を失っても
なんとか経営が成り立っているのが
凄い会社だと思います(^^)
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