過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2460日目

 

 

おはようございます!

藤垣会計ではコックピット会議という会議を毎月開催しています。

全員参加型の会議で、

航空機のコックピットの計器類の如く、

経営に関する関連資料を事前準備したうえで会議に臨みます。

事実に基づかない前提で話し合いをしていても

何の結論にも至りません。

明確さは力なりと言いますが、

まさに客観視できる数値情報を見ながら

現状把握をしています。

 

 

でね、

全員参加と言いましたが

本当の意味で全員参加できるための条件があります。

その条件とは何だと思いますか?

 

 

それは、

権力者が場を支配しないことです。

権力者とは経営者や役員、部長、マネジャーなど

決定権のある人のことです。

せっかく若手のメンバーが意見を出してくれても

即座に

「それは○○だからダメなんだよ!」

と一蹴してしまっていたら

誰も声をあげなくなりますよね。

だから権力者は発言しないことに尽きるのです。

あまりにも議論やファシリテーションの方向がズレていけば

途中で介入していますが、

それ以外の場面ではできるだけ口を挟まないようにしています。

これが心理的安全性を生み出す秘訣ですね。

 

 

でね、

今日の世代交代の話しも同じなのです。

先日訪問した会社さまでも、

数年前に世代交代をして先代社長は会長へ、

息子さんが社長となられた会社様です。

こちらで打合せをしてランチにいくときに、

会長が

「じゃあ、私はこれで・・・」

とランチには来られませんでした。

これは、

会長自身が社長に就任した当時、

自分の先代の経営者からも同様に気配りをしてもらったそうです。

つまり、

最前線から退いた以上、

社長が行く場には同席しないようにしようという配慮です。

自分がその場に参加したら、

言いたいことを言ってしまうかもしれないとか、

現社長を立てていかねばならないという決意でもありますよね。

 

 

こうやって口出しする場面を

自ら排除していかない限り、

形式的には事業を承継したように見えても

実態はなかなか変わらないことになってしまうのですね。

世代交代の時こそ、

先代社長の身の引き方が重要になるのです。

分かってるようでなかなかできてないことです。

今後の経営指導に活かしていきます。

 

 

あなたも必要ないところで口出ししていませんか?

 

 

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