本物を見極める
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1104日目
おはようございます!
今日は金曜日ですね。
明日から長期連休の方も
多いのではないでしょうか?
私は結構仕事してます。
こういう時が一番仕事が進むからです。
普段できないことを
こういう時にやります。
さて、
よくFAXでセミナーの案内が
届きますよね。
経営者向けのセミナーって
玉石混合って感じ。
本物もいれば偽物もいる。
資格があるから信用できるわけでもありませんが、
資格がなくても信用できる人はたくさんいます。
でも、
無資格だから責任がないので
言いたい放題なセミナーもあると聞きます。
助成金のサポートをするセミナーや
節税のセミナーなどは、
いろいろな事業者が手掛けています。
私たちが本物だと言いたいから
書いているのではありません。
おかしな節税策などを聞いて、
それを信じてやったあとで
税務調査で否認を受けるようなことが
あってはいけないと心配するのです。
理屈を重ねて
税金が安くなるようなスキームも
世の中には存在するようですが、
そういう理屈を使う人が増えると、
通達という武器でやられてしまいます。
今年のはじめに法人向けの生命保険が
経費にできる基準について
国税からストップがかかりました。
いわゆる法人向け保険は
保険の販売の全体から見ると
小さなものでしたが、
ある国内の大手生保が
本腰を挙げて法人向けの保険販売を
取り組んだのです。
保険のセールスレディというと聞こえがいいですが、
あまり勉強をしていない保険のおばちゃんと言われる方々が
保険の仕組みの説明などしないで
「税金が安くなるから」と言って
勧誘させたという話をどこかで聴きました。
結果として利益を繰り延べることになるのですが、
税金が安くなることしか言わないというんです。
それが正しいかどうかは別の話ですが(^-^;
そうやって激しく租税回避的な行為があると
当然税収にも影響が出てしまいます。
そうならないように、
国税はルールを見直すのです。
こうやって激しい税金逃れは
穴をふさがれていくのです。
生命保険はそのいい実例でした。
私たち経営者は、
税金を払わないために仕事をしているのではありません。
むしろ、
税金を払えているということは
利益が生まれているという証です。
税金は利益の全部を持っていかれるわけではありませんから、
お金の支出を伴う節税をするくらいなら、
税金を払った方が手元にお金が残るのです。
自分の商売のために、
税金という経営者が過敏に反応するワードを使って
刺激するセミナーが各所で溢れています。
あとで後悔しないように、
その人は本物なのかどうか、
しっかり見極める手段を得てください。
自分で勉強する、
信頼できる相談者を見つける。
長期的に見てその判断が良かったのかどうか、
その視点を忘れないようにしてくださいね。
世の中は厳しい。
だます人が悪いのは間違いないが、
だまされるあなたも悪いのだ。
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