飲水思源
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2795日目
おはようございます!
『飲水思源』
この言葉を知ってますか?
いんすいしげんと読みます。
辞書で調べると、
「水を飲むときにその水源に思いをめぐらす意から、
物事の基本を大切にするたとえ」
と書かれています。
井戸の水を飲むときに、
井戸を掘ってくれた人がいることを忘れてはいけないという意味です。
つまり、
他人から受けた恩を忘れてはいけないという言葉です。
私は今の事務所を開業できているのは
先代の羽田野先生のおかげだと忘れたことはありません。
しかし当時はいろいろ困らせることばかりありましたし、
いろいろ不合理に責められたことで鬱状態になったこともありましたし、
個人的に全面的に信頼していたわけではありません。
しかし、
今の自分があるのは大先生のおかげであることは間違いないことです。
だからこそ、
大先生の息子には大きく譲歩して恩を返してきたわけですし、
今でも命日には黙とうを忘れません。
大先生の理念を生前に聞いてますので、
その想いを事務所の理念に重ねて守っていく思いでいるんですよ。
飲水思源というのは
言うは易し行うは難し。
以前に退職していった社員を見ていると
本当に寂しく思うことがありました。
いろいろ隠し事をしたまま嘘をついて辞めていくんですよね。
現場はトップである私の投影だと言われますが、
それも分かっていても寂しく感じます。
退職するときこそ誠実であるべきですよ。
報告すべきこと、
話しておくべきこと、
ちゃんと誠実に行動しているからこそ
その人の生き様が現れるのです。
飲水思源という言葉を知らないことは言うまでもありません。
最近ではプライベートのことをいろいろ聞くことは
パワハラだと言われますよね。
しかし、
お客様からもいろいろ聞かれるわけだし、
ちゃんと話していくことは
説明責任のようなものだと思うんですよね。
気持ちよく退職者を送り出してあげられるのは
退職していく理由が明確で応援したくなる人です。
病で退職された場合も同じです。
こちらが応援したいと思わせられるから。
人生には出会いもあれば分かれもあります。
そんな機会こそ大切にしたいものですね。
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