過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2891日目

 

 

おはようございます!

先月から始まった定額減税制度、

一人当たり所得税3万円、住民税1万円の合計4万円が

減税されるというもので、

扶養家族がいればその分も追加されます。

この制度の特徴は、

給付型ではなくて毎月の給料から天引きする金額で

調整していくという制度です。

 

 

6月の給料だけでは減税しきれないので、

年内の給料や賞与の支給分から順次調整していくことになります。

毎月の計算が非常に手間がかかるので

現場からは大きく不満の声が上がっているのが現状です。

この制度が毎年継続するものであれば

しっかり仕組化していこうとなりますが、

今年限りということなので

それも頑張って制度を覚えていこうという気になれない

理由の一つだと思います。

 

 

岸田総理は何を考えているのか?なんて話題があるのですが、

以前国民から増税メガネと言われて躍起になっているとか

噂もありますよね。

ただ、

令和6年の税制改正大綱を見ていくと、

その中の冒頭に政府の基本的考え方が述べられているんです。

そこによると、

日本がこの30年間に渡ってデフレが続いてきたこと、

それによって企業はどうしたら売り上げを上げずに利益を上げるかを考え、

その結果、コストカットに走るという状態が定着してしまっていること、

このコストカット経済を変えていかなければならないことに対する決意が

しっかりと書かれていました。

インフレに対応するためには

国民が給料が増えたという状態を作っていかなければならない。

だからこそ今回の減税が給付ではなく給料の手取りが増えるような

やり方を選択したんだということも分かってきました。

 

 

企業側にとっては手間が増えて困るのですが、

日本の経済という大きな視点で考えると

それもやむを得ないのかなぁと思うわけです。

 

 

何事も取り組んでいることに対して

嫌だとか批判することは簡単ですが、

その真意や背景を考えると見えてくるものがあります。

物事の捉え方を振り返ってみてください(^^)

見え方が変わることもあるかもしれませんよ。

 

 

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