あの人はなぜ交渉が得意なのか
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1396日目
おはようございます!
昨日は一日在宅での業務でしたが、
みっちり3月決算法人のチェックをしました。
おおよその目途がついて一安心です。
さて、
ニュースを見ていたら、
アメリカから日本が人工呼吸器を
購入するそうです。
安倍総理は、
日本では不足は起きてないと
トランプ大統領に応えたそうですが、
作り過ぎてしまったアメリカとしては
どうしても買ってもらいたい。
トランプ大統領が言った言葉は、
「いくつ用意したらいいか?」
と聞いたとか。
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上手な聞き方だなぁと思いました。
すでに購入することを前提にした質問です。
さすがビジネスマンのトランプ大統領です。
「買ってくれないか?」
と聞けば、
「不足はないから大丈夫だ」
と切り返されてしまう。
でも、
すでに買うことは決まっているという前提の下で、
「いくつ用意したらいい?」
と聞いてくるのです。
毎年訪れる河口湖にある
ワンコ連れで泊まれるコテージがあります。
そこのフロントには営業上手な
スタッフさんがいます。
チェックインの時に、
ワンコ用の食事の注文を確認されるのです。
うちのいつものパターンは
夕食にはワンコ用の食事を注文して、
翌朝の朝食は自宅から持っていく
ペレットを食べさせるというもの。
でもね、
夕食のワンコの食事を選んだ後に、
こう聞かれるのです。
「わんちゃんの朝食は
どれになさいますか?」
私たちは朝食はいらないつもりだったので
断る予定でしたが、
すでに朝食も注文する前提で
「どれになさいますか?」
と聞いてくるのです。
思わず、
「じゃあ、これでお願いします」
と答えてしまいました(^-^;
まんまとしてやられました。
でも二度目からはお断りしてますよ(笑
営業においても同じです。
それを契約してもらっている前提で、
もう一歩先の質問をしてみる。
また、
コンサルの営業の時だと、
私と契約するか、しないか、
というイエスかノーを問う質問は
こちら側にもかなり勇気がいります。
人は拒絶へのアレルギーがあるからです。
なので、
このコンサルの内容は重要だということを
お互い認識していることを確認し、
そのうえで
それをご自身でやりますか?
それとも私とやりますか?
と聞くと、
断られている感が小さくなるので、
思い切ってクロージングトークに入れるのです。
人の言葉って不思議です。
こういったトークを事前に組み立て
作戦を練ってから相手と交渉する人は
交渉に強いですよ。
ほとんどの人は自分の経験則だけで生きてます。
心理学をベースにした営業をかけられれば、
スッと相手のペースにはまってしまうことがあるのです。
これには注意が必要ですし、
ビジネスで成功したければ、
そういった簡単な心理学くらいは
学んで身に着けておいた方がいいでしょうね。
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