「隠れ肥満」と「隠れ貧困」|自分が気づいていないところが危険!
過去の数値から、
仕事をする税理士
その数値を活かして、
未来を創造する
未来会計士 藤垣寿通です。
「隠れ肥満」って言葉がありますが、
パッと見、太って見えない人が、
実際には体脂肪率が高いこと、
脱いだらお腹がぽっちゃり、
そんな状態のことを言います。
私も、隠れ肥満のタイプでした。
顔にお肉がつきにくくて、
お腹周りがどんどん大きく
なってしまってました。
旅行などで大浴場に入ると、
「結構おなか出てますね(笑」
って必ず言われました。
見た目と実際のところの
本音部分は意外と違うんです。
隠れ肥満で怖いのは、
そんなに太っていないのに、
体脂肪が多い人。
自分のことをメタボではないと
安心してしまってると、
そんな人に限って成人病の
予備軍になっていたりします。
健康診断や人間ドックには
定期的に行くことで、
自分の身体の変化を知ることが
予防の第一ステップですね。
経済ジャーナリストでFPの
荻原博子さんが「隠れ貧困」
についてテレビで話されていました。
日本人の全世帯平均所得は、
500~600万円なのですが、
それを超える所得があっても、
貯蓄なしの世帯が一定割合
あるのだそうだ。
荻原さんが言うには、
年収500万~750万円世帯のうち、
20%が貯蓄なし。
年収1000万~1200万円という
高所得世帯でも7世帯に1つは
貯蓄ができていないそうです。
そんな世帯の特徴があって、
特別贅沢してるようには
見えないのだそうです。
昔のように、見るからに高いものを
買いまくってるとかではないのです。
一つ一つの固定費が高くなっています。
家のローンも、昔より借りやすくなっています。
家の値段は昔より高くなってるんですよ。
車の値段も、デフレ中でもどんどん
高くなっています。
昔は携帯電話なんてなかったのに、
今では子供まで持たされています。
また、結婚年齢も遅くなりました。
結婚してから退職までの期間が
短くなってるんですよ。
その中で子供の教育費が
上乗せされてきます。
老後の生活費も必要になる。
「隠れ貧困」の特徴は、
自分が贅沢していないので、
なぜ貯蓄できていないか
理解できないということ。
結局、収入が低いのが
貯蓄できない理由だと
思っているようです。
だから、みんなと同じなんだから、
何とかなると思ってしまいがちです。
でもね、
絶対に何とかなりません!!
だって家のローンは勝手に減りません。
必ず返済予定表の通りに
返さなければなりませんよね。
自分が健康で仕事ができる年齢は、
都合よく長くはなりません。
ある程度の未来は決まってるんです。
いや、ローン組んだ時点で
決めてるんです。
結婚した時点で、
子供が生まれた時点で、
会社を選んだ時点で、
ある程度の未来は自分で
決めてるんです。
ちゃんと貯蓄できている世帯も、
分かって貯蓄している人と、
なんとなく貯蓄している人と
2パターンあるでしょう。
なんとなく貯蓄している人も
「隠れ貧困」予備軍かもしれません。
今貯蓄できていない40代以上の
ご夫婦世帯の方はイエローカードです。
今すぐ、見直しをしなければ、
「老後破たん」が待っています。
共働き世帯の場合で
どちらか一方に任せて、
うちは大丈夫だと安心してる
かもしれませんが、
ちゃんとお互い
話し合った方がいいです。
言いにくいことは、
夫婦間でも言いませんからね。
ちゃんと将来を考えること。
貯蓄できていないことに気づくことは、
見直しをするチャンスです!
今回はご家庭のお金の
ことについて取り上げました。
藤垣会計トップページへ