「税理士って、選ぶものなんですね」｜価値を伝えること
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
私の妻と知人Ａさんの会話で、
「えー、税理士って選ぶものなの！？」
という返事が返ってきたそうです。
どんな話だったかというと、
Ａさんは個人事業主で自分で帳簿を作成して、
税理士さんに申告を依頼しています。
Ａさんの友人で同じく個人事業主の方も、
税理士さんに依頼しているそうです。
その友人の方が、税理士さんのところに乗り込んで、
文句を言いに行くと言ってたそうなんです。
妻は、
「何で文句言いに行くの？」
Ａさん、
「税理士さんにお金払っているのに、
その税理士さん、全然アドバイスくれないんだって。」
さらに妻が
「へー、で、いくら払ってるの？」
と聞くと、
「ネットで一番安い税理士さんを選んだらしいよ。」
とのこと。
「それはアドバイスがなくても仕方ないんじゃないの？
普通、相談料とか入ってたら安くならないでしょ。
単純な処理しかしないから、安いんでしょ。」
と話したら、
「えー！！
税理士って誰でも同じだって聞いたから、
ネットで一番安い人を探して頼んでたよ！」
という返事が返ってきたそうです。
確かに、同じ資料を提示されたら、
同じ結果にならなければおかしいのですが、
細かく確認することで経費計上できたり、
有利な方法を選択できる場合や、
設備投資などの前に相談いただければ税金が安くなることだってあるのです。
だから、誰でも同じではないし、
明らかに違うんです。
税理士には、
法人に強い、
相続に強い、
医療に強い、
税務調査に強い、
融資に強い、
など、それぞれ強みを持っています。
単純な計算でしたら誰でも変わりありませんが、
その先の専門家しか分からないところに踏み込めば、
当然格安の料金では対応できませんよね。
だって、与える価値の大きさによって料金は違うのですから。
時間をかければ、コストも増えますしね。
話を妻とＡさんの会話に戻しますが、
税理士には、それぞれ強みがあって違うんだということが
Ａさんにも理解できたようでした。
「そっか、税理士って、自分に合う人を選ぶんだね。
じゃぁ、友達が文句言いに行くって言ってたけど、
お門違いだから止めなきゃ！」
と、言ってたそうなので安心しましたよ。
ここで、とても大事な気付きをいただきました。
自分がやっている仕事の価値って、
まったく伝わっていないんだということ。
目に見えないサービスなので、
お客様や見込み客の方には分からないんですね。
自分たちでは当たり前と思っていることが、
一般の人たちには知られていないんです。
あなたは、ご自身の仕事内容をきちんと伝えられていますか？
なんとなくしか伝わっていないかもしれませんよ。
だったら、どうする？
そう、伝える努力をするしかありません。
何をするかはあなた次第です。
さて、あなたは今週、
誰に、何を、どうやって伝えますか？
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