過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ760日目

 

 

おはようございます!

昨日は岐阜ではまた猛暑日でした!

暑くなったり涼しくなったり、

外出すると体がおかしくなりそうですね(^-^;

 

 

今日は過去に痛い経験をした話です。

事業承継のタイミングの話をしますね。

私たち税理士が関与していても、

うまく関われなかった経験があります。

事業を渡す側が年齢とともに

判断能力が落ちていきます。

どうしようもないことですが、

決断できなくなるというのは

とてもリスクがあるのです。

そして一番怖いのは認知症です。

 

 

以前に関与させていただいていたお客様の

事業承継をお手伝いしたことがあります。

ここでは承継はとても上手くいきました。

後継者の息子さんご夫婦に

心配をさせないように関係性を強くしたんです。

そしたら、親御さんの方の雰囲気が変わってきて、

突然、顧問契約解除という話しになってしまいました。

振り返ってみると、

その半年ほど前から親御さんの

雰囲気が変化していきました。

話しをしていても前のことを忘れている。

いつも探し物をしている。

ちょっと不安なことがあると

パニックになるなど、

おそらく認知症の進行だと感じていました。

事業承継そのものは上手くいったものの、

結果的には親御さんを軽視したと

思われて顧問契約解除です。

何ともいえない虚しさ、

無力感を味わった出来事でした。

 

認知症

 

すべては認知症という病気がいけないのですが、

やはり経営者が自分の進退を決めて、

その時期にしっかり承継することが大事なんです。

病気になっていなくとも、

高齢になると、

どうしても保身にはいります。

お金を使いたくなくなります。

必要な出費すらしなくなります。

本人にとってはもう先を見る必要がないからです。

今ある現金を残そうとしているだけですから。

保身とは、自分のことしか考えないということです。

家族や社員のことなど、

もう考えられなくなるんですよ。

そうなると事業は縮小傾向に入っていくのです。

家族やスタッフ達がいるというのに。。。

手遅れになってからでは何もできません。

でも、実際には

そんな困った企業が日本中にあふれています。

 

 

 

ちゃんとした事業承継を支援できる

体制づくりをしなければいけない!

そう思わせる出来事が続きます。

弊所では事業承継の渡す側と引き受ける側で、

定期的に話す場を設けて、

事業承継を推し進めるサービスを始めています。

ご興味がある方はお声がけください!

事業承継 

 

 

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