過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2949日目

 

 

おはようございます!

仕事をしていくうえで売上を確保していくことは重要ですよね。

売上というのは自社の価値を金銭数値に置き換えたものといえます。

売上がないということは、

仕事において価値を創造していないということになってしまいます。

もしくは価値が伝わっていない、

価値を伝えていない。

いろいろな表現ができますが、

いずれにせよ売上を上げるということは

それだけ社会に貢献しているということの裏返しなので、

素晴らしいことなのです。

 

 

そして同時に売り上げが無くなれば

その会社は組織を維持していくことが困難になっていき、

いずれは倒産という状況になりかねないということです。

だから売上をどうやって上げていくか?

どうやって維持していくか?

これは経営者の仕事の常に上位項目として挙がってくるものです。

 

 

でね、

「うちは大手から安定して仕事があるから安心だ。」

という完全に下請けの存在になっているところは

いまだけ見れば、売り上げは確保されているので営業に割く人員が必要ないし、

安定して売り上げがあるので安心かもしれません。

しかし、それは中長期的にみるととても危険な状態なのです。

営業しなくても済んでいるということは

営業力が弱い、もしくはないと言えること。

親会社になにかあったときに売り上げが一気にゼロになることがある。

そうなったときには連鎖倒産するしかなくなる。

だから売上の柱は3本はないといけないと言われます。

一つの会社の売り上げが全体の6割以上になっていると

とても危険ですね。

はやく別の売上の柱が欲しいところです。

 

 

ではどうやって売上って増やしていけばいいのか?

いきなりやったことがない仕事で売上なんて作れるのか?

そうですよね、

まったく知らない分野では上手くいくかどうかが

大きなリスクになってしまいます。

だからこそ、

今の自社の市場(マーケット)と製品(プロダクト)から

横展開していくことをイメージしていくことが重要なのです。

これをアンゾフという経済学者の先生が分かりやすく図にしてくれています。

それがこれです☟

 

 

図の見方は、

製品も市場も既存というのが今の状態です。

どちらも既存の市場浸透戦略とは現在の製品と市場で

より浸透させていくという今の延長線上の戦略ですね。

 

 

新しい柱を作ろうとしたら、

製品か市場を新規の分野を攻めてみましょう。

今のお客様に異なる製品を展開する新製品開発戦略、

今の製品を新しい市場のお客様に展開する新市場開拓戦略。

これらが安全性もあり新しい売上を作ることができる戦略です。

 

 

完全に新規を攻めていく多角化戦略もありますが、

これは上手くいくかどうかがまったくのリスクになります。

もしかしたら大きな成功を収めるかもしれませんが、

失敗する確率もかなり大きくなるので

敢えて選択する必要がない戦略だと思います。

 

 

戦略を選び、

具体的な戦術にまで落とし込んでこそ

実際に数字ができてきます。

どこに経営資源を投入していくのか、

しっかりマーケット調査をして

取り組んでみてください。

ある程度はトライアンドエラーの繰り返しです。

諦めずに頑張って取り組んでいきましょう!

 

 

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