「たわけ」とは田を分けた人のこと
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ3712日目
こんにちは!
今日は夜に会食予定があるので
早めにブログを書いてます。
先日の事業承継の勉強会で講師の先生から
おススメいただいた書籍が届きました。
「新事業承継相続の教科書」
難しそうなタイトルだと思われるかもしれませんが、
たくさんの事例集となっていて、
とても読みやすい内容となっています。
少しずつ読み進めていこうと思います。
その中で気を引くタイトルの章がありまして、
「たわけとは田んぼを分けた人のこと」
というもの。
東海地方の方言で、
バカとかアホということを
たわけとよく使います。
実際には、
「たーけ」
と言います(笑
田を分けたからたわけと言われるのは知ってましたが、
あらためて事業承継のテーマと重ねていくことが
とても分かりやすくて面白かったです。
たわけとは、まさに田を分けていくことをいい、
相続で例えば3人の子供たちに均等に田を分筆したとしましょう。
その次にまた3人それぞれが3人の子供がいて、
また相続によって均等に3人に相続させたとします。
すると一筆だった田んぼが、
9人で分けていったことになりますね。
つまり、
とても非効率的な農業をすることになってしまったということ。
田植え機やコンバインのような機械もそれぞれが
自分の田植えや収穫に合わせたりする必要が出てきてしまい、
結果的に農業がお荷物になってしまったという話です。
だから田を分けてはいけない。
田を分けるものはダメなことの代表例として
田分け、つまりたわけと呼ぶようになったのです。
これって事業承継における同族株主の持ち株も
同じことが言えるのですね。
創業者が会社を設立するときに、
良かれと思い自分たち夫婦以外に
子供が3人いたらその3人を株主にすることがあります。
将来誰が事業を継いでくれるのか分からないので、
全員を株主にするということです。
そしてそれぞれ3人の株式がさらに相続によって
細かく分散していくのですね。
これは議決権の問題で将来の経営者が
とても苦労することが想像されます。
買い集めると言っても相当の資金が必要になるし、
距離感が遠くなってしまった親族との交渉が発生するので
精神的にも大変な思いをするかもしれません。
また、
会社経営に口出ししてこなかった人たちも、
会社の状態が悪くなれば経営に口を出してくるかもしれません。
経営がよければ配当を求めてくるかもしれません。
創業者の想いが時間とともに薄れていってしまうと
いろいろなトラブルも生じてくるかもしれません。
たわけと言われないように、
同族株式についてもある程度集中させていくのが
安定経営には必要なんだと実感しました。
あなたの会社の株式はたわけになっていませんか?