経営者の決断
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1344日目
おはようございます!
危機が現実となってきました。
おとなりの愛知県に合わせて
岐阜県も本日、
独自に緊急事態宣言が発令されるとのこと。
頭では分かっていたものの、
いざこうなると
どうしようかって
考えてしまいます。
税理士の仕事は常に存在します。
時間の経過とともに、
帳簿作成は発生しますし、
決算、申告という業務は
待っててくれません。
だから、
在宅で仕事をするとしても
資料がないとできないことが多く、
それを取りに行くか、
持ってきてもらうか、
送ってもらうか。
こんな時だからこそ、
何を大切にすべきなのかを
考える時が来たのかもしれません。
BCPという言葉を聞いたことがありますか?
BCP(Business Continuity Plan)
事業継続計画といいますが、
災害などの時にどうやって生き残るのかを
計画したものをいいます。
震災をイメージしたものが多いのですが、
まさかウィルスで世界が変わろうとしているなんて
だれもが想像しませんでした。
BCPのポイントは、
STEP1 自社が遭遇する重大な自然災害などを確認する
STEP2 自社の存続にかかわる重要な業務を挙げる
STEP3 中核事業を復旧させる目標時間を設定する
STEP4 復旧に長時間を要する資源を特定する
STEP5 資金調達について検討する
STEP6 対策や代替手段を検討する
STEP7 従業員、取引先などと共通認識を持つ
STEP8 安否確認と取引先との連絡手段を考える
STEP9 今後実施すべきことを整理し、計画的に進めていく
STEP10 1年間の活動を総括してBCPを見直す
今回のウイルスに置き換えて
考えてみましょう。
1 新型ウィルスが蔓延
2 申告業務、顧客のサポート
3 復旧の見通しはまだ見えない
4 何かが破壊されたわけではないので特になし
5 売上減少する場合は固定費をねん出する資金が必要
6 対策はマスク、消毒、人と会わないこと
7 共通の認識とするため、しっかり伝える必要あり
8 密に連絡を取る必要があるが、感染してしまったら連絡が取れない?
9 これから何を実施していくか
10 今後の計画を再度建てる
検討するポイントは、
人、モノ、金の観点で
何を確保していかなければならないのか?
ウィルスの感染してしまえば、
入院を余儀なくされる。
絶対的に業務ができなくなります。
社内のメンバーも自宅で軟禁状態となります。
これが最悪のシナリオです。
飲食店業のように営業を停止することで
売上が無くなってしまう業種では、
どれだけ資金を確保できるかが生命線です。
昨日の政府の会議では、
公庫のトップと銀行のトップと総理が会議をし、
銀行でも無利子の融資を進めるように
要請がありました。
おそらく来週には明らかになってくるでしょう。
とにかく資金をかき集めて、
しっかり生き残ることを考えてください。
何を大切にしていくのか?
何を守らなければならないのか?
経営者のあなたはこの判断基準を忘れないでください。
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