過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1538日目

 

 

おはようございます!

今週は毎朝7時30分から勉強の時間を取れました。

毎日継続するから同じサイクルで生活のリズムが作れます。

一日だけ早く起きるのは前日の睡眠時間を

無理やり調整することになりがちですが、

一度早起きしたなら毎朝の習慣にできるといいですね。

もともと超夜型の私ができるのだから

誰でも朝型に変えられます。

朝型にするコツがあって

めちゃ簡単なので参考にしてください!

コツは、

早く寝ること(笑

 

 

 

さて、

今日は書籍の紹介をしますよ。

このブログでもずいぶん前にご紹介したかもしれません。

『「超」入門 失敗の本質』

です。

8年前の出版のものですが、

そのもととなる失敗の本質という名著の要約版となります。

 

これは旧日本軍がなぜ太平洋戦争に負けたのか、

そのころの資料や文献などから分析されたものなのですが、

めっちゃ面白いんです。

とても勉強になることもたくさん書かれています。

 

 

冒頭から書かれているのは、

戦略のミスは戦術では取り返すことはできないということ。

書籍を読んでいると、

日本軍の戦略があいまいでなぜその行動をしたのかが

よく分からないんだそうです。

このあいまいさがアメリカ軍の明確な戦略によって

一つ一つ潰されていったと考えられるんですね。

 

 

経営計画においても、

大きな戦略があり、

その中のテーマごとに戦術が練られるのですね。

そういう意味では、

どれだけ優秀な戦術で戦おうとしても、

そもそも戦略そのものに欠陥があれば

それを補うことはできないんですね。

 

 

例えば、

ものすごくホームページを活用した集客が

上手くいってて、

新規のお客様がたくさん訪れるお店だったとします。

しかし、

そもそもお店の戦略が全く違う客層の人を求めていたとしたら、

お店側が求めていないお客様をどんどん集めている状態となり、

スタッフは疲弊し経営者も喜ばないという、

ただ忙しいけど理想とはかけ離れてしまう状況になります。

 

 

HPでの集客は単なる戦術であり、

お店の求める方向とは戦略です。

戦術では戦略のズレは治せないのです。

 

 

ちなみに、

日本軍の方向性がアメリカ軍と大きく違ったのが

仕組みの作り方でした。

日本軍は日露戦争での勝利を成功事例として

戦闘機のパイロットの能力開発に

一生懸命取り組みました。

射撃能力、飛行能力、そして敵を見つける視力の高さ。

これを日本軍は徹底的に取り組みました。

おかげで日本軍のパイロットの能力は

どこの国より高い能力を誇りましたが、

アメリカ軍は違いました。

視力の高さは兵士の能力には依存せず、

レーダーを開発しました。

視力が高くなくても敵を見つけられるのです。

飛行能力は零戦より性能が高い戦闘機を作ることで

補うことができました。

また、

零戦1機に対してアメリカ軍の戦闘機は2機で対応しました。

パイロットの能力が高くなくても

2対1なら何とか対応できるのです。

こうやって能力を極限まで高めなくても

戦闘能力を下げることなく

日本軍以上の力を発揮したのです。

そしてアメリカ軍は空母を破壊することを

目標に掲げて戦闘をしたので、

日本軍の戦闘機が帰る場所を消し去り

結果として勝利することが近くなったのです。

 

 

日本軍の深く考えない単純な玉砕戦法と違い、

アメリカ軍は実に論理的で実践的でした。

目標も勝利のために最小限の力で達成できるよう

設定されていたことが日本軍とは違いました。

 

 

あなたはご自身の成し遂げたいことに対して

最短距離で目標設定できていますか?

あいまいな目標では日本軍のように

無駄な努力ばかり続けてしまい

効果的に成果を上げられないかもしれません。

ゴール設定を明確にすることで、

あなたの大きな目的に近づけるようにしていきましょう!

 

 

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