租税教育と新科目「公共」
過去の数値から、
仕事をする税理士
その数値を活かして、
未来を創造する
未来会計士 藤垣寿通です。
税金について、
私の子供の頃には
学校で学ぶ機会は
ほとんどありませんでした。
記憶がないとも言いますが、
社会科の中で触れた程度
なのではないでしょうか。
今では税理士として
税金の専門家という立場に
いるのですが、
私が社会に出た頃でも
税金に関する知識は
ほとんど持ち合わせて
いませんでした。
「『源泉所得税』ってなに?」
「ゲンセンってどうゆうこと?」
社会人1年目にそんな事を言ってた
記憶はあります(^^;
平成26年度税理士法改正では、
租税教育への取組の推進が
盛り込まれました。
これまでも税理士が小中高の
学校に訪問して租税教室を
行ってきていましたが、
今後はさらに取り組みを
強化していく事になっていくのです。
私の所属する名古屋税理士会でも
租税教室講師向けのテキストを
去年から2年がかりで完成させました。
私も租税教育推進部の部員として
関わらせていただき、
嬉しい限りなのです。
しかし、喜んでばかりはいられません。
税理士会で行う租税教育の研修会で、
私がモデル授業をすることに
なってしまいました。
とても光栄なことは分かるのですが、
もっと素晴らしい先生方が
沢山いらっしゃるのに・・・(;;
せっかくいただけた貴重な機会なので、
ちゃんと練習して臨みたいと思いますよ。
ちなみに、高校の授業の科目に
2022年から新科目ができる予定に
なっているそうです。
平成25年に政府内に
プロジェクトチームが作られ、
新科目「公共」ができます。
子供が学校を卒業し、
社会に出たときに
初めて実社会と向き合います。
その現実的な社会の知識は、
公民などで断片的に教えられているものの、
全体像は示されていませんでした。
だから、「公共」では、
人が一生を通して社会生活を
営むにあたり必要な知識や
果たすべき役割などを
身に付けることができるような
授業を行う予定なんです。
そして、「公共」の中では、
もちろん税に関することも
授業内容に挙げられています。
その授業では、税理士が
ゲストティーチャーとして
活動することも検討されていて、
これからどんどん租税教育が
進化していくことになりそうです。
租税教室をすると、
分かりやすく、
伝わるように話すことの
難しさを体感できます。
この経験をを通して
お客様に説明するときにも
活かすことができるでしょう。
税理士の先生方で
まだ講義経験のない方は、
ぜひ租税教室講師に
チャレンジしてみてください!
おススメですよ。