過去の数値から、

仕事をする税理士

その数値を活かして、

未来を創造する

未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

気が付いたら、

毎日ブログを書き始めて

5か月目に入りました。

習慣化してくると、

ありがたいことに

毎日書くことに慣れてきました。

 

しかし!

やはり毎日書くということが

苦行なのだと思う時は

結構あるんですよね。

朝から晩まで、

仕事が詰まっていて、

自宅に帰ったら深夜12時過ぎとか、

そんな時は午前2時くらいまで

かけて書いたりしてます。

 

これを何年も継続している人が

周りにいらっしゃるので、

めげずに頑張ります。

 

 

 

さて、毎月クライアント様の

会議に参加させていただく

機会があるのですが、

せっかくなので

経営幹部に役に立つ税金の話

15分程度で毎月お話し

してくださいと依頼を

いただきました。

 

なるほど、面白い企画だと

思ったものの、

何をテーマにしていこうと

考えました。

法人税?

消費税?

源泉制度?

さらには、減価償却や

交際費などの細かいところか。

 

いやいや、

そうじゃないよね。

まずは基本から聞いてもらおうと

思いました。

まさに私が税理士会で

活動している租税教室ですよ!

 

ちょうど先月に新テキストを

完成させたばかりなので、

そのテキストのダイジェスト版を

お話しさせていただくことに

しましたよ。

 

構成は、

税金の役割、

日本の財政状態、

税金の種類、

これからの税制のあり方とは。

 

一部をご紹介しましょう。

私がテキスト制作で

担当した日本の財政状態のところです。

 

down arrowこれが歳入です。

 歳入

国の1年の収入のことです。

全体の6割が税収ですね。

残りのうち約35%が公債金収入、

つまりは借入金です。

なぜこんなに借りる必要があるかは、

支払い側を見ればわかります。

 

 

down arrowこれが歳出です。

歳出

国の1年間の支出のことです。

一番多いのが社会保障費ですが、

いろいろな項目があります。

その中に、国債費という項目があり、

簡単に言うと、借金返済額です。

この金額が決まっているので、

必要な歳出が決まってしまいます。

だから逆算して、借りる金額も

決まってくるのですね。

 

中小企業だとこうは行きませんよ。

売上が少なくて、返済が多いからといって、

勝手に借りる金額は決められません。

銀行がOK出してくれなければなりませんからね。

そういう意味では、

自分の都合でお金を回している国は、

このままで大丈夫なのか?

と、皆が疑問に思うはずですよ。

 

 

その疑問は、

身近なものに例えると

分かりやすいです。

down arrowそれが、この図です。

 家計

下側が家計に例えた場合です。

年間給与収入が623万と置き換えます。

12月で割ると、月約50万の総額でしょうか。

支出も年967万です。

月換算すると約80万円!

毎月30万も足りませんね。

その分が毎月借金をしていて、

年末残高が8380万円になってしまいました。

これが国の財政状態です。

 

 

明らかにまずい。

だったら、どうします?

 

 

どうするか、

国民が考えるしかないんです。

私たちは選挙権があります。

どんな社会でありたいのか、

どうやったら借金が減っていくのか、

高齢化社会をどう乗り切るのか。

考えることがありすぎて

思いつかないかもしれません。

 

でも、これから社会に出てくる

若者たちに借金を回すのですか?

それしか方法がないのか、

国民一人一人が

しっかり考える必要があるのです。

 

租税教室は、

税のしくみを教えますが、

それ以上に大事なこと。

自分たちで考えることを

教えます。

 

 

経営者も、

税金なんて払いたくないと

言ってるのではなく、

その社会をどうしていくのか、

考えてみてください。

税金が高いのには、

理由があるのですね。

この社会を築いてきた責任が

私たちにはあるのです。

 

 

なんて偉そうに書きましたが、

租税教室という活動を通して、

大人になっても

租税教室で学ぶことは

とても意味があるのだと思いました。

だって、私たちの子供の頃には

租税教室なんてありませんでしたからね。

学ぶことばかりですよ。

 

 

 

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