7420万円マグロの握りを食べてみたい。
過去の数値から、
仕事をする税理士。
その数値を活かして、
過去と未来をつなげる
未来会計士 藤垣寿通です。
今年は数年ぶりに
高値でしたね!
マグロの初競りですよ。
今年もあの有名な
すしざんまいの木村清社長が
テレビに映し出されていましたね。
7,420万円というのは、
史上2番目の高値だそうです。
過去最高額は4年前の
1億5,540万円です。
いくら大きいとはいえ、
マグロ1匹ですよ。
凄いですね~。
これがその時の写真です。
「こんな値段で買ったら、
赤字になっちゃうよ」と
思われる人が
いるかもしれません。
でも、ビジネスで考えると、
それほど高い買い物では
ないかもしれません。
すしざんまいを経営する
木村清社長の㈱喜代村は、
現在51店舗を営業する
会社です。
最近のデータを調べてみると、
2013年度の売上高は、
222億円だそうです。
ちょっと古いですが、
2007年度は売上が120億円、
経常利益が10億円との
記載を見つけました。
ということは、経常利益率が
8.3%となります。
2013年度に換算すると、
18億円になります。
経常利益というのは、
臨時的なものを除外した
利益なので、
最終利益に近いんです。
こう考えると、
マグロの初競りでの
報道効果は非常に高いので、
宣伝広告効果は
かなりありますよね。
18億円の利益から
7500万円の広告費を
使ったとしても、
十分利益は残ります。
18億円というのは、
あくまでも想定ですけどね。
だから、
宣伝広告効果を考えれば、
7500万円も高くないとも
いえるんですね。
ちなみに、
過去の金額の推移を
見てみましょう。
よく見ると、今年と4年前以外は、
それほど高額ではありません。
そう考えると、
高く落札した方がメディアが
多く取り上げてくれるから
宣伝効果が高いので
お得だったと言えそうですね。
とは言え、
どんどん跳ね上がっていく
金額が桁違いなので、
木村清社長は並の心臓では
なさそうですね。
余談ですが、
この木村清社長は
経歴が面白くて、
バブルの時に一旦事業を
清算されているんです。
その時の持ち金300万円から
現在の規模まで
すしざんまいチェーンを
育て上げたんですね。
その経営手法が
気になるところです。
いつかまた、
記事にしたいと思います。