過去の数値から、

仕事をする税理士。

その数値を活かして

過去と未来をつなげる

未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

昨日は、岐阜市内の中学校にて

租税教室をしてきました。

3年生の生徒たちと

税金のことを考えましたよ。

大人が税金の教室と聞くと、

税制の細かい制度の話かと

思われるかもしれません。

例えば、

年末調整の話とか

配偶者控除の話とか。

 

しかし、

私たち税理士が子供たちに

伝えていることは、

そうではありません。

 

どうやったら公平に

税金を集めることができるか?

公平に使うとはどういうことか?

そもそも、公平ってどういうこと?

民主主義と法律のこと。

財政問題と今後の課題。

 こんな話をしているんですよ。

 

租税教室

up arrow名古屋税理士会パンフレットより

 

 

私が思うに、

大人こそ、租税教室を

受講してもらいたいです。

実際に大学生用の

シナリオも用意されていますが、

こちらはかなり高度になります。

高校生用でも、

十分聞きごたえがありますよ。

 

だいたい、私たちの世代は

子供の頃に租税教室というものは

ありませんでした。

だから、税金のことって

社会に出てから学びましたよね。

しかも、誰も教えてくれないから、

経験しながら学ぶわけです。

 

サラリーマンでしたら、

会社が年末調整してくれますから

ほぼ何もしなくてもいいですが、

独立起業するような人には

税金の知識がないために

不利な取扱いになってしまったり、

多くの税金を支払うことになったりと、

知らないでは済まされないんですよ。

なのに、「自分で勝手に勉強してください」って

社会はキビシイですよね(^^;)

 

昨日は、講義の最後には、

学級委員の代表の生徒さんが、

感想を話してくれました。

税金が何に使われ、

どうして必要なのか、

知ることができたと、

目をキラキラさせて

話してくれました!

 

税金を払いたくないと

話している大人に

聞かせてあげたいです。

払う必要のない税金は

払わなくていいんです。

節税はすればいいです。

しかし、利益が出なければ

事業は継続できません。

利益がなければ、

借入金は返済できません。

だから利益は

絶対に必要なんです。

利益があるということは、

税金は常に発生している

状態なんです。

つまり利益と税金は

切り離すことが

できないんですよ。

そんな原則を

知ってもらいたいと、

あらためて実感しました。

 

講義が終わって、

体育館からの移動中に、

案内の生徒さんが、

「税理士ってカッコイイですね。」

と言ってくれました。

そんな風に感じて、

税理士を目指す子供たちが

増えてくれると

嬉しく思います。

 

ちなみに、

その生徒さんは税理士には

ならないそうです。

プロ野球選手に

なりたいんだそうですよ!

ぜひ、夢をかなえてもらいたいですね。

 

 

 

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