過去の数値から、

仕事をする税理士。

その数値を活かして

過去と未来をつなげる

未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

D.カーネギー著の

『道は開ける』

の中に、

こんなことが書かれています。

「では、神経を集中するのと悩むのとはどのように違うのか?

実例を示そう。

交通が渋滞しているニューヨークの通りを

横断するときに、

私はいつも自分の動作に

神経を集中するが、

別に悩みはしない。

注意を払うというのは、

問題の本質を見きわめ、

冷静にそれを処理することである。

悩むと いうのは、

常軌を逸して無益な円のまわりを

グルグルと回ることなのだ。」

 

D.カーネギー

 

悩みというのは、

頭の中が整理されないため、

いろいろな考えが

グルグル回っている

状態なんですね。

「あーでもない、

こーでもない」と。

 

 

悩みをスッキリさせる思考法に、

ツーサークルという手法をご紹介します。

哲学者のサルトルさんの

教えだそうです。

ツーサークルとは、

二つの丸い円のことです。

一つ目の円は、

「事実」です。

二つ目の円は、

「固定概念」や「既成概念」、

要するに「妄想」。

この二つの円が重なっている状態が

悩んでいる状態なんです。

 

2サークル

 

実際に起きた事実と、

これから発生するであろう未来の予測が、

頭の中で混ざり合ってしまい、

まだ起きていないことまで

事実であるかのような感覚を

持ってしまうから悩むのだそうです。

二つ目の円は、

あなたのこれまでの過去の経験から、

勝手に妄想しているだけなんです。

事実じゃないから

どうなるか決まってないのに、

頭の中では

 

きっとこうなる

  ↓

多分こうなる

  ↓

絶対こうなる

 

と、決めつけてしまうのです。

 

 

「事実は何?」

という質問を繰り返すことで、

重なり合っていた二つの円を、

別々の円に分けることができるんです。

事実を見極められれば、

あとは淡々と処理すれば

いいんですね。

 

「ツーサークル」は私の友人から教わった方法ですが、

彼女は、ミソクソ理論と呼んでいました(^^ゞ

ミソクソを一緒に食べるから

おえ~ってなるんだそうです。

味噌とクソは違うもの。

分けなきゃダメですよね。

 

 

頭を整理して、

スッキリした気持ちで

新たな一週間をはじめましょう!

 

 

 

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