「愚痴」や「悪口」は言っちゃだめなの?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
人間関係を良くしようと本を読んだり、
セミナーに参加したりしますよね。
本の中では、
グチをはかない。
とか、
悪口を言わない。
とか、
ネガティブな言葉を使うとダメだと
書いてある場合が多いですよね。
理由はいろいろ書いてありますが、
実際そんなことが沢山書いてあります。
それを読んだあとで、
なにか都合が悪いことがあって、
弱音や愚痴をこぼしてしまったとき、
あなたはどう思いますか?
「あぁ、またグチを言ってしまった。」
と、勝手に落ち込むことってありません?
そうやって自分を追い込むことって、
生きづらくなるだけ。
ネガティブな感情を消すことは絶対できません。
そこを勘違いしてる人がたくさんいるので、
今日はこんなテーマにしてみました。
まじめな人ほど、
ああなりたい、こうなりたいって想いが強く、
自分を否定してしまう傾向があります。
だれでもネガティブな気持ちは持っています。
そこはしっかり受け止めてください。
その感情にどう反応するかが重要なんです。
以前ツーサークルという考え方の記事を書きました。
ツーサークルの理論とは、
今起きている「事実」と、
過去の出来事から「これから起こると想像されること」が、
ごちゃまぜになっているから、
これらをきちんと分けようというものです。
「事実」だけに焦点を当てようという考え方です。
今の「事実」は、
ネガティブなことを考えてる自分がいること
なんですね。
自分を客観的に観察してください。
「あー、今、面倒くさいなぁって思ったな」
「あ、頭の中で、こいつ絶対許さない!って考えてる」
「今、ぜったいぶっ〇すって心の中で言ってます」
実際に思ったことを細部まで観察してみて下さい。
いわば実況中継ですね。
これを続けることで、
冷静な自分を取り戻すことができるのです。
そのネガティブな気持ちになった原因についても、
事実と固定概念を区別すれば、
冷静になれるはずです。
スタッフのミスを発見したとき、
イラっとするのか、
冷静に対応できるのか。
イライラしてもすぐに元に戻れるのか。
それぞれ反応のパターンの違いはあれど、
この感情的な時間は早く収まってほしいですよね。
だからすぐに実況中継するのです。
そしてツーサークルで事実をさがす。
この場合だと、
・ミスを見つけた
↓
・心で「またミスってるじゃん!」
↓
・イラッとする。
↓
・心で「あ、俺またミスを見つけてイラッとしてるな」
「何回言ったらちゃんとできるんだって考えたな」
↓
・でも考えてみたら、事実は事前にミスを発見できたんだよな。
↓
・「こんなミスが多いと、またどこかでミスってて、
あとでお客様に謝りに行くことにならないだろうか」
などの妄想でイラッと来たんだな。
↓
・でも事実は、ミスを事前に発見したということ。
事実は、謝りには行かないということ。
このサイクルで考えることで、
冷静な自分を取り戻せるのです。
グチや悪口を言ってもいいんです。
でも、相手のいないところで、
自分のうっぷんを晴らすために、
グチや悪口を言うことは良くない。
周囲に自分のネガティブな影響を与えるからね。
だから、そんなときは本人に直接言おう(笑
あなた、これダメだよってね。
ただし、言い方は考えてくださいね。
「忙しい」とは「心を亡くす」と書きます。
心は亡くすのではなく、そのままを観察してみて下さい。
冷静な自分に戻れるから、
時間にもっと余裕が生まれるのです。