質問に質問で返す理由|その意図は何?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
昨日は、大阪に勉強に行ってきました。
以前は大阪まで講座に通うだけでも、
遠くに行くイメージがありました。
でも、大阪なんて岐阜から新幹線で50分ですよ。
実際の距離よりも時間距離で考えることが大事だと、
以前大前研一さんが言ってたことを思い出します。
最近では、大阪、東京は日帰りでも十分行けるので、
遠く感じることが無くなりました。
それで、何しに行ったかというと、
遠藤晃先生主宰のチーム№1の強化研修会です。
毎月研修は行われていますが、
今月は特別でした。
私のコンサルタントの師匠、
和仁達也先生がゲスト講師だったんです。
今年の夏に新刊を出版予定で、
その内容をプレセミナーという形で
お話しいただきました。
セミナーの内容はこの夏出版予定の新刊を読んでいただきたいのですが、
いろいろと大きな気づきがあり、
勝手にシェアしたいと思います。
実は、私は師匠の和仁先生に質問するのに、
以前はどこか苦手意識がありました。(^^;)
誤解をされるといけないので、
ちゃんと説明しますが、
和仁先生は怖いわけでもありませんし、
安心安全ポジティブを常に心がけておられる素晴らしい先生です。
今はそんな意識もなく、頼れる師匠ですよ(^^♪
では、どこに苦手意識があったのかなぁと思い返すと、
質問すると、その答えが返ってこないんです。
その代わりに、質問が返ってくるんです。
しかも、鋭い質問が。
あやふやな状態で質問すると、
こちらが「あわわ・・・」ってなるわけです(笑
開業して間もない頃で、
初めて通った講座が和仁先生の講座でした。
その当時は自分に自信もなく、
余計にテンパってたのかもしれませんね(^^;)
今日のセミナーで、一番印象的だった言葉。
和仁先生はこう話をされました。
「相手の質問ではなく、質問の意図に返すんです。」
そう、質問がピント外れだったり、
抽象的だったり、個別具体的すぎたりしてるので、
それを修正するために質問に質問で返されていたんですね。
まさに本質です。
コミュニケーションでは、
お互いの意図が重ならないと、
上手く意思疎通ができません。
・コチラが伝えたい意図。
・相手が聞こうと思っている意図。
例えば、
「集客が上手くいかないんです、
どうしたらいいでしょう?」
と質問を受けたとします。
しかし、実際に問題は集客ではなく、
そもそも本人のセルフイメージがぶれていて、
どんな人と仕事をしたいのかも分からないとしますよ。
そんな時に、集客についてアドバイスしても仕方ないですよね。
だから、その質問の意図は、
集客ではなく、
「そもそもどんなビジネスをしたいのか?」
だったりするのかもしれませんね。
こういった本当の意図や、
本人が気づいていない意図を、
質問を使って明確にするんです。
そんな時の質問って、結構ドキッとするんですよね。
質問されたからと言って、
そのまま返すのではなく、
本当の意図をあぶりだすように、
意識してみようと思います。
あなたは本当の意味でコミュニケーションできていますか?