過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

岐阜市の相続診断士税理士、

藤垣寿通です。

争族ではなく、

笑顔相続を増やすために活動しています!

 

 

昨日の日経新聞の一面をご覧いただいているでしょうか?

アパート融資 異形の膨張

日経一面

みなさん、そんなに税金支払いたくないのか、

アパート建設業者の営業が巧みなのか。

数か月前にもまさにこの一面の記事の内容をブログにしていました。

貸家建築の増加|後で後悔しないために

融資の増加についてのデータから書いたものです。

昨日の一面記事では、

具体的な事例も掲載されていました。

建設業者が一棟借上げる契約が、

あまりに空室が続くので家賃を下げられてしまうことがあり、

訴訟を起こしている人がいるそうです。

そりゃ、その家賃を元手に借り入れを返済しようという計画が、

業者からの家賃を減額され、資金繰りがくるってしまう訳ですからね。

そもそも一棟借上げだから、建設したんですよね。

話が違う!ってなりますよね。

 

 

 

記事には、さらにひどい事例が掲載されています。

建設業者の一棟借上げ家賃が減額されたことが原因で、

月々の収支が悪化し、

不動産を売却した事例です。

最悪なのは、借金だけが3000万円残ってしまったとのこと。

 アパート建設

 

また、こんな記事にも多くのアクセスを頂きました。

悪徳相続セミナーには注意!|岐阜のアパート建設

気になる人はご覧ください。

 

 

 

でもね、こんなこと、どうして予想しなかったの?

中学生でもわかることですよ。

・人口は減少する。

・アパートは増える。

結果はどうなるか、誰でも分かりますよね。

目先の税金と、建設業者の巧みな営業に乗ってしまい、

自分で考えることを放棄してしまったんです。

相手の言っていることを信じることを決めた瞬間から、

おかしな方向に転がりだしたわけ。

 

 

 

私は毎月行っている未来会計セミナーでも、

いつも話します。

税金を払わないために仕事をするのではありません。

税金はなくなりません。

逆に、払わなくていいとしたら、

それは残念な状態にあるということです。

会社だったら、赤字ですよ。

あなたは、赤字になりたいの?

 

 

相続だったら、財産がない状態ですよ。

「借り入れをすると相続税が安くなる」って建築業者が言ってませんか?

まさか、本気で信じてるんじゃないでしょうね。

借入なんてしない方がいいに決まってるじゃないですか!

頭悪いんじゃないかと思いますよ。

相続について考えるのだったら、

相続税を下げるのではなく、

ちゃんと払えるように現金資産を残せるような工夫をしてください。

アパート経営なんて、空室になる不安を抱えながら、

ずっと借金返済することになるんです。

だから、子供たちのもっと先の未来を考えてあげてください。

 

 

 

税金は間違って多く払う必要はありません。

しかし、無理して下げようとすることは、

結果的に自分の首を絞めることになるんです。

こんな人口減少時代にアパート建設が増えること自体、

日経新聞の一面にもありますが、

異常なんです。

絶対に後悔します。

ちゃんと自分の頭で考えましょう。

もしくは、信頼できる人に相談してくださいね。

 

 

 

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