キャッシュフロー経営|決断と成り行きの関係
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
おはようございます!
週末が来るのがあっという間に感じるのは私だけでしょうか。
キャッシュフロー経営税理士の藤垣寿通です。
先週末は伊豆にいたのに、
週明けから大阪、一日明けて東京と、
移動ばかりの一週間でした。
移動が続くだけで体力を消耗します。
炭水化物制限を再開したせいもあり、
体重変化も気になりますが、
それ以上に体調変化にも敏感になってます(^^;)
人は変化を嫌います。
本能的に変化しないようにできているからです。
心臓は動き続けていますよね。
呼吸もずっと続いてます。
変化しませんよね。
5分くらいでも止まったらヤバいですよね。
そう、人は生存を最優先にしているので、
同じ状態が続いていれば安全だと本能に刻まれているんです。
だから、今までと違うことを始めることに、
抵抗があるものなんです。
この原理を知っていると、
新しい習慣を定着させることが
なぜ難しいのかが分かりますよね。
続かなかったことを正当化するのはどうかと思いますが、
新しくことを始めることが難しいことには違いありません。
でね、
「決断」という言葉の意味をご存知でしょうか?
ちょっと考えてみてください。
決めることだとか、
選択することだとか、
頭に思い浮かぶ人が多いと思います。
例えば、
職場に向かう道が3通りあったとして、
今日はどの道を通りますか?
1.いつも通りの大通りですか?
2.混んでる日は細い裏道?
3.それとも遠回りだけど空いてる堤防とか?
朝起きて頭がボーっとしていたら、
多分1のいつもの道ですよね(笑
雨の日や連休明けで混んでるときは、
2か3にしようか考えます。
で、2を選んだとします。
これが決断だと思いますか?
半分正解です。
選ぶということは決断の半分なんです。
残り半分は、1と3を通らないと決めたこと。
どういうことかというと、
決断とはほかの選択肢を捨てることを決めること。
「選ぶ」は、まだ決断まで行ってないんですね。
「決めて断ち切る」と書いて「決断」です。
切り捨てる覚悟が必要だから、
エネルギーが必要になるんですよ。
頭がボーっとしていたら1のいつもの道でしょと言いました。
これは断ち切るほどのエネルギーをかけられないから、
いつもと同じという本能に任せてしまい、
「成り行き」になってしまったんですね。
では、「成り行き」ってどんな意味ですか?
流れに任せること?
人に任せること?
考えないこと?
いろいろな意味があるでしょう。
私はこう思うんですよ。
決断しない結果が成り行き。
決断することってエネルギーがいると言いましたが、
選択肢を捨てることはその責任を負うということなんです。
一つの決断をすれば、
同時にほかの選択肢を捨てるということ。
常にリスクを取っているんです。
一つの決断が大きければ疲れますよね。
そうならないためには、
一つ一つの決断を小さくしていくことが大切です。
経営にも通じることですが、
常に決断をすることで、
細かい事にもエネルギーを使います。
しかし、そうすることには重要な意味があって、
大きな決断をするリスクを少なくしているんです。
決断せずに成り行きで経営していくと、
いずれ大きな決断をせざるを得なくなります。
だって、問題が大きくなるまで、
ほったらかしにしていたんですからね。
成り行き任せの経営がなぜいけないのか。
それは、大きな決断を迫られることが付きまとうからですよ。
常に現状を把握して、
細かいことも決断を続けていれば、
大きなリスクはほとんどありません。
大きくなる前に対処できていますからね。
キャッシュフロー経営とは、
そんなリスクを取らせないために、
毎月毎月、計画と実績のズレを微調整していきます。
先々の資金の動きを把握できるので、
安心して経営のアクセルを踏むことができるんです。
まずは、毎月の数字を把握できるようにすることから始めましょう。
事業をしている人なら、
試算表って聞いたことりますよね。
この試算表を毎月出せるようになることから始めます。
一歩ずつ進めていきましょうね。