ふるさと納税の行方
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
おはようございます!
台風はすぐに行ってしまったのに、
台風一過どころか島根県や大分県では
大雨のために被害が出ているそうです。
人は自然を前にすると本当に無力ですね。。
くれぐれもお気を付けくださいね!
さて、今日の話は「ふるさと納税」です。
昨日の日経朝刊に掲載されていたので、
見られた人は多いと思います。
昨年度過去最高の受け入れ額となり、
さまざまな問題が出ているそうです。
寄付獲得のために競争が過熱しているため、
総務省は寄付額に対する返礼品の割合を3割以下になるよう
要請したとのことですよ。
私の感覚だとだいたい5割くらいの返礼品が送られていましたね。
3割となると、以前と比較すると寂しく感じるかもしれませんね。
昨年度日本第一位だった宮崎県都城市では、
6割から減少させると表明しているとのこと。
しかし、一方では地方都市は大都市と異なり、
町おこしやPRのために必死なのです。
全国上位200市町村のうちの1割程度の自治体は、
総務省に対し見直しをしない意向を示しているそうです。
大都市の税収が減るとの指摘もありますが、
減る金額が全体の何%なのか書かれていません。
個人的にはこの収入が減っても、
地方都市と比較すれば、
大都市であれば十分やっていけるほどの税収があるでしょう。
あなたは、ふるさと納税をした後で、
そのお金がどう使われたか興味はありますか?
返礼品をもらうことが目的になっている人が多いようですが、
この制度は、所得税と住民税の寄付金控除の制度を利用しています。
つまり、ふるさと納税ではなく単純に寄付と考えれば、
何のために使われるのかをもっと関心を持つべきです。
私が行う租税教室でも生徒たちにはこう伝えています。
「税金を納めることだけではなく、
どう使われていることに注目していってください。
私たちが選んだ政治家が使い方を決めているんです。
だから、将来に悲観するのではなく、
自分たちで未来の選択をしていくことが大事なんです。」
自分の支払ったお金に関心を持つことで、
社会は変わっていくのではないかと信じています。
あなたは興味ありませんか?