過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

おはようございます!

昨日は七夕だったんですね~。

雨の地域も晴れた地域もありましたが、

星空は見られたでしょうか?

大人になると、

こういったイベントが遠く感じます。

しかし、季節感を感じることができるので、

頭のどこかで意識してみるのもいいですね(^^♪

 

 

 

さて、BtoCという言葉をご存知ですか?

「Business to Customer」

つまり、相手が消費者である仕事のことです。

では、BtoBは?

「Business to Business」

相手が会社である仕事です。

 具体的には、

BtoCは、小売店。

スーパーを想像してください。

BtoBは、卸売業者です。

農家から仕入れた野菜をスーパーに販売します。

 

BtoC

 

なぜ、この話をするかというと、

特にBtoCの仕事をしている人に多いのですが、

宣伝広告の話しです。

飲食店、ヘアサロン、接骨院、エステなど、

一般消費者向けの仕事をしていると、

皆さん集客のために苦労しています。

そのために有効なのが宣伝広告です。

 

 

 

この広告費というのが難しいのです。

ちなみに広告費には二種類あって、

仕組み作りに投資するものと、

その都度コストをかける対応のもの。

 

前者はホームページの制作費や、

LP(ランディングページ)の製作費、

看板設置などの仕組みや設備に投資します。

これは、一度作れば後の維持費は比較的少なく済むものです。

ホームページなどは定期的に更新しなければいけないなど、

ランニングコストもかかりますが、

初期投資額と比較すれば少なくなるものですね。

 

 

後者は地域情報誌の掲載料やネットの広告料など、

その都度発生するもので、

費用をかけたらかけただけ露出が多くなるものですね。

そのメディアがハマれば非常に効果的でありますが、

どこまで費用をかけるかが難しいのです。

費用をかけただけ集客が増えることと、

売上の増加による利益アップのバランスを見なければいけません。

 

 

認知度を上げるために敢えて赤字になっても集客することもあります。

一度来店してもらえば、

続けて来店が見込めるのであるので、

最初にかけたコストは時間の経過とともに回収できます。

だから、最初のコストを気にせず広告を出すこともあるんです。

 

 

ここで問題となるのが、

決算前の時点で「今期が利益が出そうだ」となったときに、

「じゃあ、その分を広告費にかけよう!」

という発想になること。

これが良いとも悪いとも言いません。

どちらでもあるからです。

良いと考えるのは、その後の利益アップにつながるから。

悪いと考えるのは、結局お金が残らないから。

 

 

最終的には利益を上げていかなければいけません。

なぜか?

それは、

1、借り入れの返済は利益からしかできない

2、設備投資の元金として

3、一番大事なお金を貯めるため

これは皆が知ってて見ないふりをすることですが、

一番大事なことを話しますね。

利益を出して税金を払った後の金額からしか

お金は貯まらないという現実。

これが全てです。

なぜお金を貯めるか?

それは、

万一の備えをしなければいけません。

大雨の災害時に売上がなくても、

お金があればしばらくの期間は耐えられます。

将来の投資資金が必要になります。

投資資金がなければ常に銀行に頼らなければいけません。

銀行にお金が借りられなければ自分の事業を成長させられないんです。

それは困りますよね。

だからお金が要るんです。

 

 

そう考えた場合、

利益が出たからと言って

全部広告費に回すのがいいのかどうか。

結論はこれはバランスですね。

そして、あなたの経営判断です。

経営は大きな視野を持って全体を俯瞰できるよう見なければいけません。

あなたは全体を見れていますか?

不安だったら第三者の誰かに聞いてみてください。

自分が組織に入っている以上、

客観的には見ることができませんからね。

 

 

 

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