過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2234日目

 

 

おはようございます!

昨日は税務調査立会い二日目でしたが

帳面がしっかりしているからということで

早々に引き上げられていきました(^^

空き時間もできて嬉しい誤算ですね。

 

 

さて、

最近では福祉関係のお仕事が増えてまいりまして、

社会福祉法人の設立についても

関わらせていただく機会をいただいてます。

 

 

普通の会社と違って

社会福祉法人ってどういうものなのか

分からないことが多いと思いますので

簡単にご紹介していきますね。

 

 

でね、

社会福祉法人ってなにかというと、

普通の法人ではできない社会福祉事業ができることが

最大の特徴です。

例えば、

特養と呼ばれる特別養護老人ホームを経営しようとしたら

社会福祉法人じゃないとできないのです。

社会福祉法人は国や市町村がやるべき事業を

公に代わって行う存在なので、

法人税や固定資産税が免除されていたりと

優遇されています。

 

 

税金がかからないからといって

そこだけを見て社会福祉法人を作りたいと思った方がいたら

やめたほうがいいとアドバイスします。

なぜなら、

県の監査など厳しく管理されていて、

役員だとしても一般企業のように思うように取ることはできません。

あくまでも給料規定のなかで定められた範囲で

給料をいただく形となります。

 

 

そしてなにより、

設立時に一番大変なのは、

資産的な準備です。

社会福祉法人が成り立つために

施設として使う土地と建物を設立時に

自己所有としていなければならないのです。

いきなりお金がかかる話しになりますが、

それを確保するために支援者の方の賛同を得て

寄付をしてもらって準備を進めることが

必要となるわけです。

また、

運転資金として現金を1,000万~準備して

提示する必要もあるのですね。

法人が運営できなくては話になりません。

その資金も発起人の方々からの

寄付から集めることが基本となるのです。

 

 

こうやって私財を投じたあとで

社会福祉法人が軌道に乗ってから

回収しようとしても、

給料を上げられないので難しいのです。

そういう考えで設立しようとしている人は

その多くが諦めていくようです。

 

 

結論として、

本当に使命感を持って

その事業をやりきろうと志高く持っておられる人が

その想いに賛同する方がそこに集まり

社会福祉法人を作っていくという流れになっていくのですね。

そういう意味では、

簡単には設立することはできないんだと思います。

今日は社会福祉法人の設立についてお話しさせていただきました(^^)/

 

 

 

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