事業承継のタイミング
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2247日目
おはようございます!
昨日は髪をカットしてもらいました(^^
スッキリすると気分がいいですね♬
さて、
藤垣会計の設立から7年と半年ほどになりますが、
そもそも設立経緯はゼロからスタートしたのではありません。
私が長年勤務していた税理士事務所の代表の先生が
亡くなられて事業を引き継いだというのが
設立経緯なんですよね。
タイミングよく事業を引き継げたかというと
実はそうではありませんでした。
正直言えば、
大先生は亡くなられたときは75歳、
かなり記憶について怪しい状態となっていたため
仕事の現場はまったく離れた状態になっていました。
そろそろ事業承継をしていかないといけない!
でも当の本人はまったくそんな素振りはない。
そんな状態でしたから、
社員が結婚退職をしたり、
家庭の事情で退職していっても、
「追加の増員しなくても、なんとかなるやろ」
現場をなにも知らないから
苦しくなるばかりでした。
私も税理士資格を取得して5年になる頃でしたから、
そろそろ自分の力を試してみたくもあり、
事業承継など考えてくれることはなさそうでしたから、
独立したいと考えていたのが本当のところだったのです。
そこで突然の大先生が亡くなられ、
事務所を引き継ぐ選択肢しかなく
あれよあれよと事務所移転して
独立開業となったのですね。
いろいろな経験をさせていただきました。
そして本当に大変でしたね。
メンタルがヤバいと思ったのは、
51歳の人生の中で唯一このときだけです。
長々と私の独立時の話をしたのは、
事業承継は簡単じゃないということ。
私の経験から言えば、
高齢になられた代表者は
もう世代交代をするための
とても多くの煩雑な経営判断に耐えられないのです。
「そんな苦労しなくても
自分の人生はこのまま行けるとこまでいったらいい。
その方が楽だし、
自分に何かあったら、
その時誰かが何とかしてくれるだろう。」
勝手な想像ですが、
こんな感覚でおられるのだと思います。
何を言いたいか?
手遅れになる前に、
後継者を育てて事業を渡さなければ
事業承継はもう不可能になるということです。
たまたま相続の中でうまく事業を残せるかもしれませんが、
空中分解してしまうケースが多くなると感じてます。
後継者候補がいつまで待っててくれるか?
それも大きな賭けです。
とっとと独立してしまったり、
肝心なときにいない!なんてことにならないよう、
少なくとも承継予定の5年前には
後継者育成から始めていくことが肝要です。
多くの経営者はもうご高齢となられています。
その会社をしっかり後世に遺していくために
早め早めに対応してくださいね。
後継者の方のご相談もお受けしてます。
お気軽にお声掛けください(^^)/
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