出口戦略はあるか?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2815日目
おはようございます!
今日は法人設立の話しをしますね。
節税のため、
信用力アップのため、
事業承継しやすくするため、
事業拡大のため、
などなど個人事業者が法人を設立する理由は
数多くありますよね。
一般的なメリットと言えば、
個人事業をそのまま法人成することで
いままで事業所得だった所得を給与所得とすることができること。
給与所得になることで、
給与所得控除が受けられる分が税金が安くなります。
とはいえこれは改正が重なり
給与所得控除が減少してしまったため大きなメリットはありません。
もう一つ、
税率の違いが大きいですよね。
所得税だと超過累進課税で45%まで税率が上がっていきます。
そこに住民税10%が上乗せされるので最大55%となってしまいます。
一方、法人税では今の税率は国際競争力をつけるためといって
税率が下がってきたので、
実質的な実効税率は34%程度でしょうか。
ここで最大20%の差が出てきますね。
これが一番大きいメリットです。
他にもいろいろメリットがあり、
逆に法人化がデメリットになることもあります。
例えば社会保険に強制加入となることなど、
個人より法人の方が規制が厳しくなっている印象ですね。
税務申告も法人税は難しいので一般の人が自力で取り組むことは困難です。
いろいろメリット、デメリットがあるのですが、
会社をつくるうえで例えば株主はどうしていくのか?
だれが出資するのかによって、
将来の株価総額を誰が持っているのかが変わってきます。
これは相続の対象にもなるし、
とても重要なことです。
どんな会社で将来どんな展開を予定しているのかが見えないと
適当に株主を割り振ることになってしまいます。
しっかりと設計をして事前に考えておくことが大切なのです。
会社をどう活かしていくのか、
先日の打合せでは多くの選択肢があって
少し時間を掛けて揉んでもらうようにお話ししてきました。
単純な法人成があれば、
将来設計を必要とする法人設立もあり、
そのときのビジネスモデルまで考えていかないといけない場合は
しっかり作戦を練る必要があります。
同様のお困りごとがありましたら
いつでもご相談にのりますので、
お気軽にお声掛けくださいね。
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