本当に暗記してるんですよ。
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1448日目
おはようございます！
今週末の4連休はまだ梅雨が明けないので
天気はイマイチのようですが、
天気が悪くてもできることが
いろいろあるので、
あなたもしっかり連休を楽しんでください。
さて、
私が税理士試験で最後科目を合格したのが
もう10年も前になります。
当時は７月の終盤に連休なんてなかったから、
少し羨ましいですね。
8月の第1火曜日から本試験が始まりますので、
超直前期の時間の過ごし方は
とても濃いのです。
1日の休日の勉強時間は、
おそらく5月頃の1週間分程度の価値があります。
それほど今の時期の1日はやる事があるのですね。
今年はオリンピック期間中と
税理士試験が重なってしまうという事から
お盆過ぎという変則的な日程となっています。
来年もおそらく同様の対応ではないかと思いますが、
お盆休みは試験勉強に消えていくのですね。
受験生にとっては
勉強時間が確保できてありがたい気持ちと、
試験が終わってから思い切り遊びたいのに
すでに夏は終わっているという
ちょっと可哀そうな感じもしますね(^^;
さて、
こんな残り一月を切ってから
焦っても仕方ないという人もいますが、
私はそうは思いません。
さっきの話したように、
この時期に1日というのは、
5月頃の1週間分と同じくらいの価値がある。
今週末の４連休はというと、
5月1か月分くらい（は言い過ぎか）の
価値があると言ってもよいかもしれない。
それくらいこの時期に覚えたことは
試験の出来に大きく影響するので
とても意味があるのです。
特に税法の科目になると
条文の暗記が恐ろしいことになってきます。
私は初めて税法の勉強を始めたとき、
条文集を丸暗記するなんて
冗談だと思ってました(^^;
でも本当に暗記してるんですよね～
どうやって暗記をするかというと、
とにかく条文集の見開きのページを
一言一句暗記するんですよ。
でね、
それを数日たってから
覚えなおすんです。
すると悲しいことに、
ほとんど忘れているんです。
最初に覚えるときは見開きだけで
３時間とかかかるんです。
あんなに苦労したのに、
もう忘れてる・・・
でも安心してください。
脳には短期記憶と長期記憶があり、
これを何度も何度も覚えなおすたびに
前に覚えたときより短時間で覚えなおすことができるのです。
この原理を使って本試験に向かうのです。
ゴールから逆算で考えると
分かりやすいんです。
本試験に100問の理論を持っていくとします。
（法人税だとあり得るボリュームです）
すると、前日に100問の理論を回す必要が出てきます。
回すというのはテキストを見ずに言えるか、
覚えなおすことです。
一日に100問なんてものすごいスピードで
回さないと終わりませんね。
1問に3時間もかけてたら何時間あっても足りないのです。
つまり、
前日までに暗記の精度を上げ続けることが
理論の試験勉強というわけなのです。
とにかく時間がかかる。
暗記の予定も本試験から逆算して
今日は〇問、明日は〇問と
暗記する題数も計画しなければ
とてもやり切れません。
だから、
この時期のまとまった時間というのは
とても大事なんですよね。
時間の使い方では、
普段の日常の隙間時間を使って
理論を暗記します。
２時間程度のまとまった時間を使って
計算問題をします。
この時期になると、
毎日1題は総合問題を解き、
計算の感覚を忘れないようにすることが
ポイントですね。
税法の勉強では
この理論暗記という苦行がまってます。
完全に暗記しなくても、
本試験でなにか書けたらいいんじゃない？
と言われるかもしれませんが、
残念ながらそれでは甘いです。
会計科目と違って、
税法に挑戦してくる人は
すでに会計で税理士試験の大変さを
乗り越えた猛者ばかりです。
この試験は一定の点数を超えたら
合格できるものではなく、
競争試験だという事を忘れてはならないのです。
人ができてるところは
当然にできていないといけない。
人が間違っているところは、
必ずしもできなくてもいいのですが、
とにかく周りよりも1点でも多くとらなければ
合格できないのですね。
簿記論などは受験勉強もせずに受験しに来る人も
たくさんいる中ですから、
母体のレベルが低すぎます。
同じ感覚で勉強しても
税法は合格できないのですね。
私の友人で、
一つの税法科目に8年もかかった人がいます。
受験し続けた根気がすごいのですが、
合格レベルと言われても
こうやって落ち続けることも
実際にはあるのです。
スラスラ出てくるまで
暗記しなければならない理由が
少しは分かっていただけたかと思いますが、
今年はまだ1カ月近くあります。
ぜひ全力を尽くして
後悔の無いように試験に向かってください。
もうここまで来たら迷う必要はありません。
ひたすら勉強するだけです。
受験生のみなさん、
あと少し頑張ってくださいね！！
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