過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士藤垣寿通です。

毎日ブログ1988日

 

 

おはようございます!

来週は新規創業の事業計画を立てるサポートがあって、

私の独立の時も借入れできるのかなぁと

不安だったのを思い出します。

 

 

私は税理士としてたくさんの融資のサポートをしてきましたが、

自分のときは緊張しました。

というのも、

融資担当者の内情を知っているがゆえに

余計なことで気にしてしまうんですよね。

 

銀行などの融資をする側の実態をお教えしますと、

実はいくらまで融資として貸付するのかは、

けっこう鉛筆なめながらなんですよ(笑

 

 

例えばね、

融資の申し込みが2000万だったら、

その時の融資は初めてなので、

とりあえず1500万くらいにしておこうかな、

とかね。

案外そんなものなのです。

大昔は議員さんの力を借りて公庫などに

圧力かけていたこともありました(^^;

(20年近く前の話しでもう時効です)

その時もそんな感じで、

最初は1500万って言ってたけど、

すぐに2000万でもいけますって

連絡がきたんですよね。

で、聞いた回答が上記の内容でした。

 

 

私の独立時の融資も

信金さんに最初は1000万申し込みました。

この金額は事業の先を見たうえで

なんとか確保したかった金額でした。

ところが半分の500万で回答が来たんですよ。

ガッカリして別の銀行から満額の融資のオッケーをもらって、

信金さんに500万をお断りする電話をしました。

すると、

慌てたように

「え!?

いやいや1000万でも融資するように何とかしますので、

キャンセルはやめてください」

こちらとしては必死で独立して

先の予定を考えて1000万と言ってるのに、

しかも税理士が作った事業計画で必要だと計算したのに、

それを500万としておいて、

今さら1000万でも大丈夫ですって、

「ふざけるな!」

って感じですよね。

その信金さんとは今でも付き合いはありますが、

二度とその担当者とは話すことはないでしょう(笑

 

 

でね、

借入金は悪ではありません。

事業の中では必要な資金調達なのです。

売掛金というすぐに現金が入らない業種にとっては

必ずその不足するお金のために

借入金の存在はあるものなのですね。

別に金利を払っていればいいだけなので、

必要以上に返す必要もないし、

気にすることは一切ありません。

無借金経営という言葉は綺麗に聞こえますが、

そうなっていなくても何の問題もありません。

 

 

ただ、

最近ではコロナの影響で

過剰融資の状態になってしまっています。

過剰とは売掛金で持つべき借入れの金額を超えている状態。

返済する毎月の元金が

利益の中から返せないというキャッシュフローが

マズい状態になってしまいます。

ここだけはしっかりチェックしなければなりません。

と言ってもすでに融資を受けてしまったときには

今後の返済計画を見直し、

銀行交渉をしていきましょう。

ちゃんとした計画が必要になるので

事業計画を作っていきましょうね。

必要でしたらサポートしますので

お気軽にお声掛けくださいね!

 

 

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