KSK プロポーズの言葉の略ではありません。
過去の数値から、
仕事をする税理士
その数値を活かして、
未来を創造する
未来会計士 藤垣寿通です。
歌手で竹下元総理の孫のDAIGOさん、
英字3文字で文章を省略するのが
彼の持ちネタですよね。
DAI語というらしい。
女優の北川景子さんとの結婚の時も、
DAI語でプロポーズしたそうです。
KSK
結婚してください。
しかも、KSKという曲まで
作っちゃいましたね。
美男美女で微笑ましいなぁと
思いながらも、
税理士の業界にいると、
このDAI語に反応してしまうのです。
KSKという言葉に。
国税局や税務署を
ネットワークで結び、
納税者の申告に関する情報を
一元的に管理するコンピューターシステム。
これを、
KOKUZEI SOUGOU KANRI システム
(国税総合管理システム)
略してKSKと言われています。
平成13年に導入され、
過去の申告データを蓄積し、
これにより、税務調査先を
選定しているのです!
過去の数値の変動や、
利益率などの動きを
エラー情報としてとらえ、
所轄税務署に対して
フィードバックしています。
これをもとに調査官は
実際に調査に移行するかどうか
選ぶわけですね。
この仕組みを理解していれば、
決算書を作る際にも
工夫することができるのです。
例えば、決算のたびに
経理で使用する勘定科目を
コロコロ変えたがる人がいます。
社長自身が見やすいように
変えたがるのですが、
あまりお勧めできない
場合があります。
前年の勘定科目残高と
比較したときに、
大きくズレてしまうことになりますね。
KSK上でズレた部分が重要な
項目だと判断されると、
異常値だとされてしまう
可能性が出てきます。
だからと言って、
税務調査になるとは言いませんが、
プロとして仕事をする以上、
そこまで気を配って
書類を仕上げるということです。
完成した決算書を見ても、
お客様には見えないところです。
しかし、その細部までこだわって
仕事はしなければ行けません。
こういったこだわりがなければ、
誰がやっても同じになってしまう。
「神は細部に宿る」
という言葉があります。
私はとても好きな言葉です。
誰も見ていないような細部にまで
こだわった建築家の話が有名です。
誰も見ていないところでも、
神様は見ていますよ。
と私は解釈しています。
でも、仕事におけるこだわりは
どんどん伝える必要があります。
相手に伝わらなければ、
やっていないのと同じともいえますから。
だから、仕事のこだわりは
ちゃんと持ったうえで、
そのこだわりをきちんと
伝えていくことが大事なんですね。