捨てられる銀行!?
過去の数値から、
仕事をする税理士。
その数値を活かして
過去と未来をつなげる
未来会計士 藤垣寿通です。
昨日の晩は、
中小企業診断士の勉強会。
坂井保先生から金融機関の現況を
詳しく教えていただきました。
私は知らなかったんですが、
昨年ベストセラーになった書籍で、
「捨てられる銀行」という新書。
この書籍の内容から、
勉強会は始まりました。
話題の中心は、
2年前から始まった金融機関の
取り組み姿勢の変化について。
従来は担保や保証を重視して
融資を実行していました。
現在では、企業の将来性を
重視して融資するように
変化してきています。
実際には銀行側の対応が
追いついていないとも言われています。
長年続いた方針からの変更というのは、
実はそれを運営する人が
付いていけていないのかもしれませんね。
現在の金融庁長官は、
森信親という人。
この人が来てから
金融行政は大きく変化しました。
森長官は、
「世界でエクセレントカンパニーと
言われる企業は、
お客様にとってすごく良い商品を
提供しているから成長しています。
金融も同じです。
お客様に質の高いサービスを
提供する金融機関は伸びるし、
それを僕らも後押しする
行政をしますよ、
ということを重点的に伝えたい。」
と述べています。
とても当たり前のことを
話してますが、
金融では当たり前では
なかったということでしょうか。
森長官は就任して今年の6月で
丸2年になるそうです。
通常、任期は2~3年とのことなので、
この路線が続くのかどうか、
長官が変わることで
影響が大きいみたいです。
このマイナス金利の時代に、
銀行同士の統合は
まだまだ進むと思われます。
本業の金利収入では
食ってはいけないからです。
これからの動向も
目が離せませんね。
坂井先生、ありがとうございました!