組織作り|敵は身内に?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
おはようございます!
梅雨の合間はムシムシしますね。
いよいよ夏です。
しかし、この時期ってこんなに蒸し暑かったかな?
最近、妻から面白い話を聞きました。
ご近所の方の話しですよ。
ご近所のAさんがパート先の会社を1か月程前に辞められました。
そこの会社は元々知り合いのBさんがパートで勤めていて、
その人の紹介で勤め始めたそうです。
会社に入ったころは大した仕事ができなかったそうでしたが、
褒められるのが嬉しかったそうで、
どんどん仕事を覚えて、
数年でかなり多くの範囲を任してもらえるようになったそうです。
しかし、大きな問題があったんです。
その会社が2代目に権限が変わり、
その二代目がとんでもないわがままな経営者だったそうです。
当然、ブラック企業で紹介者のBさんはほとんど家に帰れない状態。
ただ、Bさんは二代目のナンバー2の立場になって、
それが嬉しいみたいで、
仕事が忙しいことはあまり苦ではないようでした。
でも、さすがにAさんは耐えられない。
しかも、その二代目はバイトの高校生たちを差別して、
一部の子を無視したりしていじめるそうなんですよ。
二代目曰く、
「俺の言うことを聞かない奴は無視されて当然だ。」
最悪でしょ(^^;
そんな環境なので、Aさんは高校生の愚痴を聞いてあげてたそうなんです。
そうしてたら、二代目からAさんも睨まれてしまい、
「Aさんは俺に歯向かってきた!」
と言われ、退職することを決めたそうです。
会社はそんな状態だったので、
どんどん人がいなくなり、
さらにブラックな状態にあったそうでしたが、
5月末でようやく退職できたと聞いてました。
そしたら、10日ほど前にその二代目がAさんの自宅に訪ねてきました。
「あの時は申し訳ありませんでした。
Aさんがいなくなって仕事が回らないんです。
なんとか戻ってきてもらえますか?」
二代目から頭を下げられて、Aさんは迷ったそうです。
二代目のことはどうでもいいとしても、
そこに働いている元同僚たちが辛い思いをしているなら、
助けてあげようと思っていたそうです。
半ば復職しようと思っていた矢先、
元同僚で知り合いのBさんから電話があったそうです。
「Aさんさぁ、もし戻ってくるんだったら、
みんなの前で二代目に退職したことを
『申し訳ありませんでした。
迷惑かけました。
また働かせてください。』
と謝罪して二代目の顔を立てなきゃだめだよ。」
こんなことを言われたそうです。
結局Aさんは気が乗らなくなって、
二代目に復職することを断ったそうです。
実は、Bさんは二代目に頼られている立場を
Aさんに取られるんじゃないかと思ってるみたいなんです。
だから、いつも二代目の肩を持ち、
スタッフたちの動向を二代目に告げ口したり、
ちょっと行動がおかしくなってるみたいなんですね。
二代目本人は、Bさんのことを特別扱いしてるつもりはないみたいですが、
Bさんが二代目の顔を潰されないよう先回りして動いたというわけ。
変な嫉妬心もあったような気がします(^^;
二代目が知らないところで、
一番身近にいるBさんに話しを潰されてしまったんですね。
二代目は断られた理由も知ることなく、
結局人手不足で困ってるみたいです。
ちなみにBさんは床にマットレスを敷いて寝泊まりしてるそうです(^^;
こんな会社もあるんですね~。
組織の形は色々ありますが、
根本的に立て直す必要がありそうな会社ですね。
大会社の役員人事でも、
自分の右腕と信頼してきた部下に裏切られ、
社長の座を奪われるようなニュースを聞くこともあります。
自分の身近なところをちゃんと見ていないから、
そんなことになるんだと思います。
上司側の勝手な思い込みはありませんか?
部下の想いや考えをちゃんと聞いたことがありますか?
対話がないから相手のことも分からなくなるのです。
身近なところだからこそ、
ちゃんとコミュニケーションをとるようにしましょう。
聞いてみないと分からないことはたくさんありますよ(*^^*)