理念はなぜ必要なのか?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
毎日ブログ557日目
おはようございます!
今週も金曜となってしまいました。
あっという間に時間が過ぎていきます。
特に確定申告直前ということもあり、
落ち着きなくていけませんね。
今日の夜は大垣の若手経営者の方々に
お金と理念の話をさせていただく
貴重な機会をいただきました!
そのさわりの部分の話を
ブログで紹介しますね!
中小企業の経営者って
何でもかんでもやる事が回ってきます。
ある意味、全部が仕事。
営業から見積、納品から請求。
資金繰りから設備投資、
採用から経理まで。
こんなことを全部、
経営者がしていたら、
とても仕事が回りません。
だから人を雇うんですよね。
でね、
人を雇って、
自分の仕事を分担させていきます。
順調に業務が拡大していくと、
人も一人二人と増えていきます。
一般的には、
社員さんが10人を超えてくると、
社長一人では把握しきれなくなるといいます。
そうなると、
組織の規模に応じて、
組織図のデザインをし直す必要があるのですね。
でも、なかなかできていない場合が多いです。
必要に駆られて、
課長や部長を置いていきますが、
果たしてそれがよかったのかどうか。
自分が起業した社長というのは、
結構高い確率でワンマン社長です。
営業についてはその社長がキーマンとなり、
トップダウン方式で業務が成り立っています。
これはこれで問題ありません。
しかし、
近年大きな問題となっているのが
事業承継の問題です。
会社の代表が二代目のご子息に
承継するときなど、
先代と同じようにトップダウンが
できないんです。
これは二代目社長に問題があるのではありません。
それぞれ持って生まれた特性が
違うからなんですね。
詳しくは効き脳診断のブログ記事をご覧ください。
ここで問題なのは、
会社のシステムがトップダウンありきなのに、
実際にはトップダウンではなくなっている。
そんな時に問題が起きます。
どんな問題?
それは、
指示待ちになっている社員が
動かないんです。
トップダウンですから、
基本的には自発的に動けません。
勝手に動くと叱られるからです。
上からの指示に従って
動くわけです。
その指示を先代社長がしていたのに、
それをやめると
社員さんたちはどうしてよいか
分からなくなるわけです。
そんな問題を解決するためには、
経営者がどんな考えをしているか、
示してあげることしかありません。
それが経営理念になってくるんです。
経営理念には、
使命・ビジョン・行動指針
がセットになってます。
言葉の呼び方がいろいろあるのですが、
おおむねこの3つが含まれていることが
ポイントになります。
どんな使命感を持って仕事に取り組むのか、
本質的な「ありかた」を決めます。
どんな将来を目指すのか、
ビジョンを描きます。
そして、
仕事に取り組む行動の仕方を
行動指針で決めていきます。
こうすることで、
社員さんたちが
どうやって仕事に取り組むのかが
明確になってきます。
しかし、
一番重要なことがあります。
それは理念の浸透です。
理念を決めて社員さんたちに
伝えることが第一歩ですが、
これは知識レベルで分かっただけ。
日々の仕事の中で、
その理念をどうやって実現させていくのか。
社員さんたちが体感して、
実際に行動できて、
お客様との関係の中で
感動するレベルにまで行くのには、
相当時間がかかります。
だけど、
コツコツ取り組む以外に
浸透することはできません。
どれだけ社員さんたちを巻き込んでいくか。
トップダウンからの切り替えが
とても難しいところですが、
変化していく過程で
いろいろなドラマが待っているでしょう。
研修を活用しながら、
社員さんたちと考える機会を作ることが
変化のきっかけづくりに有効です。
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