過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2559日目

 

 

おはようございます!

今日は組織の存在する錯覚についてお話ししましょう。

今はコンサルティングを受けていませんが、

少し前まで織学という組織コンサルティング会社のコンサルティングを

数年間受講していました。

当初はとてもロジックで冷たい印象がありましたが、

その根底にはどこまでもロジカルで社員が納得することに

徹することにフォーカスされていると感じました。

 

 

この織学ではソシキサーベイという人材の適性検査のようなことを

提供していましてとても学びがありました。

社員がサーベイを受けるとどんな項目が分かるのかというと、

・自己評価意識

・組織内①認識

・結果明確

・成果視点

・免責意識

・変化意識

・行動優先意識

・時感覚

これらの8つの項目について

点数化されて人財としての有用度が表されます。

 

 

藤垣会計ではこのサーベイ結果をもとに

面談に活用したりしましたが、

積極的にサーベイの結果を公開しませんでしたから、

メンバー達は自分がどんな評価だったかは

知らないと思いますね。

かなり結果が悪かったメンバーは

早々に退職されていきましたから、

今いるメンバーは悪い結果ではなかったと思います。

まあ本音で回答しなければ本心は分からないのですけどね。

 

 

 

でね、

織学コンサルタントから絶対に採用してはいけないと言われていた

二つの重要項目があるんですよ。

サーベイでこの項目がズレている人は

どれだけ教育をしてもなかなか正常にならないそうです。

その二つをご紹介しますね。

まず一つは、

自己評価意識です。

組織の中での評価が自分で決められるという意識です。

例えば、

「この評価は納得できないです。

誰が評価したんですか!?」

というコメントを社員がしたとしたならば

この自己評価意識がズレています。

どんな会社でも絶対なことがあります。

それは、

評価は直属の上司がするということ。

評価者は自分ではなく上司だということ。

ある意味上司の指示が絶対なのです。

そういわれると窮屈に思うでしょうが

評価者は常に変わらないのです。

だからこそ上司は成長し続けていて率先垂範できている必要があるのですね。

上司が評価する立場にいるのに

上司に食って掛かるなんて行為をする社員は

永久に出世はできません。

この自己評価意識がズレている人は

後から修正することが難しいんですよ。

だから残念だけどどの会社に行っても同じなんですよ。

採用してはいけない人材ですね。

 

 

もう一つ、

組織内位置認識がズレている社員も採用してはいけません。

位置がずれているというのは、

上司と自分の位置が上下関係だということを認識できないということ。

また、

自分の会社のことを外にいる立ち位置から批判する人。

「おいおい、お前はどの会社に所属しているんだい?」

そう聞きたくなってしまうような文句をいっていたりします。

自分の会社である意識がずれてしまっているのは

この組織内位置認識がズレているのです。

また、

部下が上司との関係において

自分が下にいることを認識できていないことも

とても重要なポイントです。

これは社長やもっと上の役職の人間が

本人に介入してきてしまうことで

直属の上司の位置が自分と同等か下にいるような

錯覚に陥ってしまうことが原因だったりします。

だから安易に経営者が下のメンバーとコミュニケーションを取って

直接指示をしたりしてしまわないように

意識する必要があるんですよね。

課長の指示をすっ飛ばして、

部長から直接指示がきてしまえば

課長の指示を聞く人はいなくなりますよね。

上下関係が理解できない人も

採用してはいけないだと織学では教えています。

 

 

藤垣会計では今では幹部メンバーが

それぞれのメンバーに面談をしていますが、

いろんなメンバーがいるんですよ。

報告を聞いていると、

本当に頑張っているメンバーがたくさんいることに

とても嬉しく思いますし、

彼ら彼女らを応援していきたいと思わされます。

一方では、

完全に認識がズレているメンバーも見受けられます。

とは言え、私たち組織側の人間は

メンバーが正しい方向を気づいてもらうように

関わり続けるしかありません。

求めてください。

求めない人間には何も提供できない。

 

 

とはいえ、

人それぞれ違いがあって当たり前です。

そんな採用時点で分かればいいですが

そうではありませんから、

関わり続けるしかありませんよね。

ただ言えることは、

絶対に私たちはメンバーが成功できることを

信じて願って関わっているということ。

ここだけはズラさずに実践していきます。

 

 

長くなったのでこの辺りで(^^)/

 

 

 

藤垣会計事務所