人は楽しみを求めていない?
こんばんは!
ゴールデンウィーク以来の連休は
いかがお過ごしでしょうか?
私は避暑地へ家族で来てます。
朝4時起きで家を出てきたので
早くチェックインして昼寝して、
さっきまで読書をして過ごしてました。
日々繰り返される仕事は
毎日退屈だと思うことなく忙しくしてますが、
刺激的でもあり楽しくやっています。
経営者として思考をリフレッシュしたくて
定期的に自分のいる場所を非日常に置くことを
大切にしています。
少し前から読み進めている書籍
暇と退屈の倫理学
というもの。
東大生がめちゃ読んでいると帯に書かれていて
思わず手に取ったのですが、
なかなか普段思うこともないようなことを
考えさせられる本ですね。
哲学的な話しが中心なのですが、
人の心理にも掘り下げていきます。
人は退屈だと何を求めるのか?
何だと思いますか?
私は楽しいことだと思ったのですが、
楽しいことではないそうです。
それは興奮することなんだそうです。
日々同じことを繰り返すから刺激がなくて
退屈だと感じるから、
とにかく昨日と区別できる今日を求めているそうです。
でも確かに興奮を求めているというのは
分かる気がしますね。
依存症っていろいろありますが、
ほとんどが興奮という感情というか生理反応と
結びついています。
それほど興奮ということが強力なんです。
自分をうまく興奮状態に持っていければ
物事はどんどんのめりこんでいくのでしょう。
興奮とは刺激であり、
ただ危険なのは良いことばかりでなく
悪いことでも興奮はあるということです。
また誰もが強い興奮を望んでいるわけではないということも
大切なことだと思います。
選択理論心理学では、
人には5つの基本的欲求があると言っています。
生存の欲求が強い人は、
安定を求めています。
興奮するような刺激的なことが
安定を壊すようなことがあれば
それを求めることはしないでしょう。
だから退屈であってもそれを求めるのかもしれませんね。
組織づくりにおいても
健全な興奮できる出来事を企画することはできます。
成果を表彰してもらうことは
一種の興奮する状態ではないでしょうか。
そのタイトルにしっかり意味づけをして
皆で取り組んだ成果を多くの人の前で表彰して
成果を称えられれば大きな興奮を覚えるでしょう。
まあ、それを望まない人もいるかもしれませんけどね。
組織づくりの中で生かせることを
考えていこうと思います!
退屈させないこと。
それでいて安定を壊さないこと。
これを両立する!