「プライドは捨てろ」
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1279日目
おはようございます!
昨日は節分でしたね。
豆ではなく、
恵方巻を美味しくいただきました♬
さて、
今日は近所のワンコ仲間の
フリーランスのCADの設計士のお話しです。
この方はもう50代半ばなのですが、
若い頃の話を聞いて
ちょっといい話だったので
勝手にシェアさせていただきます^_^
その人がまだ20代で
サラリーマンをしていた時の話なんですが、
当時はもう自分中心で会社が回ってると
勘違いしてたんだそうです。
もちろん頭が切れるし
仕事ができたからなんですが、
いつも上司のAさんに、
「この仕事は〇〇したら、
もっと効率が良くなると思うのですが」
とかいう提案を毎日のようにしてたとか。
でね、
決まって上司のAさんから、
「お前はそのプライドを捨てろ!」
と言われたそうです。
悔しいからまた提案するけど、
また却下される。
強く理由を聞くと、
「そんなことしたら、
お客さんに迷惑かかるだろ!」
そう言われるそうです。
何度も何度も
「プライドを捨てろ!」
って言われるから
そのうち上司のミスを探したり、
どうやってギャフンと言わせるかばかり
考えていたんだそうです。
そのうち何かのきっかけで、
会社の社長から呼び出されて、
こう聞かれたそうです。
「君は自分にプライドを持っているのか?」
「はい、持ってます」
「だからダメなんだ!」
「え、、、、?」
「私や君の上司のA君は、
君みたいにいらんプライドは持ってないんだ。
仕事には誇りを持ってるんだよ。」
「はぁ、、、」
聞いたときには
よく分からなかったそうなんですが、
帰りの車の中で涙が溢れてきたそうです。
心のどこかで分かっていたことを
ズバッと言われた感じがしたそうです。
そのときにこう決めたそうです。
「そこまで言われるなら、
もうこれからは言われた通りに
仕事をやりまくると。
でも、これで私が成長しなかったら、
絶対にあの上司を殴ってやる!!」
とね。
それからは必死で言われるがまま、
仕事をこなしていったそうです。
ひたすら頑張ったんです。
そして気がついたら、
いつのまにか会社でNo.1に
なっていたんだそうです。
上司のAさんはその会社を定年退職され、
すでに亡くなられたそうですが、
今でもAさんがいなかったら
今の自分はいないなぁと
たまに思い出すそうです。
会社で一番になれたから
今は独立もできたし、
その仕事で生計を立てて
いられるんだそうです。
若いうちは、
自分が見えている範囲が狭いことが
分からないんですよね。
そらで、
どうして自分の言ってることが
分かってくれないのか、
不満を持ってしまうのです。
ああしたらもっといいのに、
こうしたらもっと良くなるのに。
そんなことばかり考えているから、
仕事も捗らないんですよ。
物事には、
守破離と言う言葉があります。
武道や茶道で使われた言葉。
まずは師匠から習ったことを守ってやること。
型どおりにできるようになることです。
これが守です。
型を身につけ、さらに研究を重ねて、
その型を破ることができるようになり、
さらに極めると元の型から離れて
自在になっていくことを守破離と言います。
工夫する前に、
言われたことをその通りにできるようになることが
求められているのですね。
いらんプライドとは、
見栄や体裁のこと。
そんなプライドは何の役にも立ちません。
素直になることで、
次のステージが見えてくるのでしょう。
そのフリーランスの方は、
今では自分の仕事に誇りを持っておられます。
そんな上司のような人との出会いが
人生を変えるのですね^_^
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